10日間のヴィパッサナー瞑想 。一言も話さず、誰とも目を合わせず、あるがままの心と身体を 見つめる。

【日時】2月13日(月)7時~
【テーマ】瞑想。ただ変化に気づき、あるがままを見つめる
~10日間。誰とも話なさいヴィパッサナー瞑想体験でわかったこと~
【進行役】 荻澤 正彦 さん

日本で整体師として独立して10年たったのを
契機に参加した10日間のヴィパッサナー瞑想体験合宿に参加された
荻澤さんにその体験をお話いただきました。
一日10時間以上、目をつむり瞑想する。
「一言も話さず、誰とも目を合わせず、あるがままの心と身体を
見つめる。 」


10日間も毎日10時間以上瞑想する。
なかなかすごい経験です。

整体師として
10年以上活躍されている荻澤さん。

お世話になった方が治療に来てくださったときに
荻澤さんに伝えた言葉が心に残ります。

「荻澤さんの仕事は人の心を穏やかにして、幸せにする仕事だね」

この「心を穏やかにする」
ということが特にひっかかり、
「心の修行をしよう!」と
10日間のヴィパッサナー瞑想体験合宿 に参加されます。


荻澤さんが参加された
ゴエンカ氏が継承して世界に広めたヴィパッサナー瞑想の体験施設が
日本では京都と千葉に施設があり
とても人気があります。
この施設の運営費はすべて寄付で賄われているとのこと。

「聖なる沈黙」 ということで
基本的には誰とも話さない。
唯一の会話は、瞑想アシスタントに瞑想や瞑想の方法の質問をする時のみ。


5個の守るべきことがあり
「生き物を殺さない」
「盗まない」
「性的な過ちを犯さない」
「嘘をつかない」
「酒・ドラックをしない」


4時に起床し、21時30分に就寝し
10時間以上瞑想する生活。


一日二回の食事があり(野菜中心のヴィーガン料理)
指導者との面談
ゴエンカ氏の講話を聞く時間がある。

鼻で呼吸することを意識し、鼻を通る自然な呼吸を観察する。

ヴィパッサナーは「あるがままを観る」という意味です。

呼吸と感覚に意識を向ける。

足が痛くなる。

でも指導者との面談では
足が痛くてツライと伝えても
「粗雑な感覚ですね」と
言い換えられる。

なんだか納得いかないが、
続ける。

続けていると
痛みも気にならなくなってきて
おさまってきて
五感が鋭くなり
食事も軽くて良い感じになってきます。

後半になってくると
アディッターラという決意の瞑想をします。

自分自身の決意に基づき、呼吸以外一切動くことを禁じられます。

席を立たない
体を動かさない
目を開けない
ルールがあります。

これがなかなかキツイ時間。

9日の午後に
「聖なる沈黙」 が解かれ
参加者同士話してよいという許しがでます。

今まで人間味を感じなかった人が
話すことによって
それぞれ感じてきた感想を共有することで
一気に人間味を感じます。

この10日間の瞑想合宿は
イメージしやすいのは自動車免許の合宿
「乗り方はわかるけど、身についているわけではない」
だからこそ
合宿後の瞑想が大切になってくる

荻澤さんはヴィパッサナー瞑想に行くまでは
瞑想はほとんどしたことがなかった。
でも合宿に行ってからは基本毎日、瞑想をしているそうです。

自分の中の挑戦として、
ピアノをやっている荻澤さん。

一曲をマスターし、弾けるようになり
ストリートピアノに挑みます。

栄のクリスタル広場や
松坂屋の南館に期間中、おいているストリートピアノ。

希望者はピアノを弾くことができます。

大勢の観客の前で
ピアノを弾く。

緊張してしまいます。

でも
自然の呼吸を意識して呼吸に集中すれば
心が落ち着いてくる。

緊張がほぐれ
自分の能力が発揮できる。
ピアノもスムーズに弾ける。
練習したその能力を発揮できる。

ヴィパッサナー瞑想で学んだ瞑想を実践にいかす。

自分の反応を観察する。

あるがままを見つめる。


荻澤さん。
なかなか体験できない、貴重なお話をありがとうございます。

私も仕事の合間に昼寝をしたりするのですが
昼寝よりも瞑想のほうが効果があるとのことなので
仕事の間にこれからは瞑想をしようと思います。

上小田井で整体院をされている荻澤さんは
ブログ『めがねの整体師オギさんのオギ閑話』を
8年間毎日更新されています。
ぜひ興味ある方は読んでみてください。

http://knead.jugem.jp/

荻澤さんのリラクゼーションサロン KNEAD(ニード)

https://knead.biz/

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