あなたの知らないヴァイオリンの世界

2023年8月28日(月)7時~
第506回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】あなたの知らないヴァイオリンの世界
【進行役】 大竹 倫代 (大竹倫代)

本日の朝活では
名古屋フィルハーモニー交響楽団のヴァイオリン奏者として
活躍されている大竹倫代さんに発表していただきました。

ヴァイオリンという楽器については知っていますが
あまり詳しくは知りませんでした。

やはりプロのオケマンとして
またヴァイオリン奏者としてのこだわりや工夫、思いを交えながらのお話。

でもプロと言われる方は
やはり一つ一つのこだわりがすごい。


ヴァイオリンの弓には馬のしっぽの毛が使われています。

でもそこに松ヤニを塗ってはじめて音がシッカリとでます。

ただヴァイオリンを作る職人さんは

仕入れた毛を全て使うわけではない
その毛の状態によっては
使わずに廃棄することもある。

しっかりと基準を持ち、
基準を満たした毛だけを使う。
職人としてのプライド。

本体の縁取りには象眼細工(パフリング)といった装飾が埋め込まれ、
楽器のフォルムの美しさを強調するのみならず、
衝撃や乾燥による割れから楽器を守っている。

ヴァイオリンという楽器には様々なこだわりがつまっている。

オーケストラの奏者としては
譜面をめくるタイミングも大切。

譜面をめくるタイミングで
音楽的に悪い影響が出てはよくない。

譜面をめくるという行為にもこだわる。

その一つ一つのこだわりの積み重ねが
素晴らしい演奏につながっていく。


楽器は長い年月を経た
多くの天然素材によって製造されている。

楽器の状態、環境が重要になる。

今回の発表で
楽器のコンディションに非常に気を使う
大竹さんの真摯な姿勢から
プロとしてのこだわりを感じました。


小さな細工や工夫が楽器にも施されています。

奏者一人一人、ステージスタッフ、
楽譜担当のライブラリアンなどたくさんの人が
力を合わせて紡いでいく音楽。

オーケストラ。

プロのオーケストラがその街にある幸せ。
名古屋にはある。

私は今までオーケストラを聴いたことは生で聴いたことはないですが
今回の大竹さんのお話と演奏を聴いて
一度、聴きに行こうと思いました。

最後に
ドボルザークのユーモレスクという曲を演奏していただきました。

生で聴くヴァイオリンの音色はとても美しく、心にしみました。


大竹さん
思いのこもった発表と演奏をありがとうございます!

名古屋フィルハーモニー交響楽団・オフィシャルページ
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