「雑草ビジネス」は「思い」を伝え、共感者とつながり、「人とのご縁」で実現する。

本日、2023年7月3日（月）7時～
第499回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】「好き」をビジネスにする！大好きな「雑草」での化粧品開発物語～日本全国の耕作放棄地の活用つながる雑草ビジネスとは！？～
【進行役】前田純

大学・大学院で雑草学を学んできた前田さん。
幼少のころから「雑草」が好きで、
「雑草」でビジネスができないか？
学生の頃から、考えていました。

私が10年前、前田さんと初めて出会ったころ
当時から「雑草」でビジネスがしたい！と言っておられました。
ただ「雑草」をどうやってビジネスにするか？
具体的なものはありませんでした。

前田さんには「雑草」に関する豊富な「知識」があります。
そして「情熱」があります。

ただ、どうやって「ビジネス」にするか？の
「アイデア」がありませんでした。

だからこそ、「人」と組んでやりたい。

当時の前田さんの思いが10年後、どうなったか？
本日の朝活で披露してくださいました。

「雑草」に関する「イベント」、「講演」を年に20回以上。
開催されてきた前田さん。

「雑草」に関する「情報発信」をされてきました。

雑草つみとり教室
料理人とのコラボ
講演活動
収穫体験

その中で
「よもぎ蒸し」をしているサロンのオーナーさんから
「雑草」で「よもぎ蒸し」よりも効用のあるものがないか？
もし代わりになるものがあれば使いたいという、要望がありました。

そこで目を付けた「雑草」が
アメリカ原産の「セイタカアワダチソウ」です。
アメリカでは「薬草」として使用してきた歴史があり
英名は「ゴールデンロッド」「Goldenrod 」

効用も
アトピー
喘息
腎臓結石
リウマチ
デトックス
乾燥肌
に対して効果があり

ポリフェノール類の
クロロゲン酸が豊富で
抗酸化作用
肝機能
抗がん
メラニン形成
にも効く
と研究論文から証明されています。

「よもぎ蒸し」の原材料として
「セイタカアワダチソウ」をサロン向け
2018年から販売を開始します。

合同会社つむぎて
という法人を仲間と立ち上げ
長久手市の耕作放棄地で
「セイタカアワダチソウ」を栽培を始めます。

耕作放棄地は
最低でも20年。
耕作がされておらず
周りは木で囲われ、湧水がわき、機械も入れない場所です。

ただ化学肥料や農薬の影響が薄まっている健全な土地でもあるので
そこで雑草を育てるということは
今、日本中で問題となっている耕作放棄地を活用するアイデアとして
かなり有効であると前田さんは言います。

現在は栽培に協力してくれる
農家もあり
「セイタカアワダチソウ」を育ててもらって
「野菜」より高い価格で前田さんは買い取っています。

雑草は「食料」として販売するより
「美容」「健康」の分野に市場性を感じた前田さんは
「セイタカアワダチソウ」を原材料登録し
「化粧品」の商品開発をすることを決意します。

日本には「薬事法」という法律があります。
「化粧品」であれば「効果・効能」を表示することができます。

ただ日本において
化粧品の原料登録をする企業はほとんどありません。
やろう！と決めても
詳しい人に相談しても
「できない」という人ばかり。
でも諦めずに調べ、人に聴きながら進めていくと
「原料登録」ができる可能性を感じます。

原料登録するためには
PCPC（アメリカパーソナルケア製品評議会）に登録にまず必要です。
その後
日本化粧品工業連合会に申請します。

そして
世界初の「セイタカアワダチソウエキス」の登録に成功します。

これで「セイタカアワダチソウエキス」を使用した商品開発・化粧品開発が
可能となり、「効果・効能」をうたえる商品を一般的な市場に売り出すことが
できるようになりました。

「セイタカアワダチソウ」から「エキス」を抽出する技術をもった企業と
「人とのご縁」でつながり、
「エキス」を取り出し
さらに「セイタカアワダチソウエキス」を使用して
「バスソルト」「除菌スプレー」の商品を製造するOEMメーカーとも
「人とのご縁」でつながり、見つけることができました。

前田さんは会社を３つ経営しており
一つは貿易のビジネスを展開している会社です。
そこでは市場性・競争力・訴求力のある商品を見つけて
力のある商品ページ・コピーを考えて
インターネットを中心に販売しています。

その知見・経験が今回の化粧品の一種であるバスソルトの
開発・販売にもつながりました。

これからまさに
一般的な市場で今までの経験を生かして
本格的に売り出す
「セイタカアワダチソウ」を原料とするバスソルト。

自分の思いを実現するには
コツコツ努力すること
それは情熱があるからできること
「好き」をビジネスに
前田さんの「雑草ビジネス」は
「思い」を伝え、共感者とつながり、
「人とのご縁」で「思い」は実現する。

これからは行政とつながり
耕作放棄地対策としての
雑草の栽培の提案をしていきたいという
情熱も実現すると思います。

前田さん。
「好き」をビジネスにする
「思い」のつまった発表をありがとうございます。

本日は雑草の
ベニバナボロギクの入ったパンを
朝活の参加者の方々に提供してくださり
とてもおいしかったです。
ありがとうございます。

前田さんは
長久手市で
10月1日に
「セイタカアワダチソウ」の収穫祭を予定していますので
ぜひ興味のある方はご参加ください。
下記イベントページです。