日本陽明学。良知を発揮できるように、内観し、人に親切にして、生活を正していこう!

2022年 6月27日(月)7時~
第450回朝活ネットワーク名古屋 を開催しました。
【テーマ】江戸時代の日本人の精神性・心について
〜日本陽明学を学んでわかったこと〜
【進行役】 宮﨑 裕己彦 さん

今回は私がお話しました。
今まで日本陽明学を学んできて
気づいたこといろいろお話ししました。

私は48歳ですが、
日本陽明学を学ぶまでは
自分の中身が比較的空っぽだったと思います。

ただ家族の為に稼ぐ。
そのために働く。

自分の人生をどう生きるか?
私の課題でした。

自分の生き方に
哲学というものがなく
流されて生きている。

ああでもない
こうでもない
こんなはずじゃなかったと
職を転々とし
家族にも迷惑をかけました。

子供が三人もいるのに
妻には迷惑をかけました。

そんな私の人生を変えるきっかけとなったのは
「大富豪アニキの教え」
という本でありました。

「たくさんの人に会って
これだと思う人に教えを請え!」

というメッセージがこの本にあり
当時うなぎ屋に勤める私は
10時から23時まで仕事していたので
休みも月4日~5日しかありませんでしたので
朝活に参加し始め
そのうちの一つが今主宰している
朝活ネットワーク名古屋でした。

朝活の主宰を
2013年5月に引き継いで
今まで続けてきました。
たくさんの人に会うことができました。
その出会いで今の貿易の仕事も覚えました。

ただ何かが足らない。
生きる上で何かが足らない。
私には生き方の指標がありませんでした。

司馬遼太郎の小説が好きだったので
「峠」の河井継之助
「歳月」の江藤新平
「燃えよ剣」の土方歳三が好きでした。
彼らを生き方と手本にしましたが
小説を読んだだけでは内容が浅い。





2019年9月に
佐々木あきらさんが主宰して
真説「陽明学」入門 の著者である
林田明大先生を招いて名古屋で勉強会を開いてくださり
林田先生から教えで
陽明学の神髄は
「良知を致す」と知りました。
人には事の善悪を判断できる能力・「良知」というものを
もともと持っている。

「良知」を発揮するには
「私欲」をなくすこと。

そのためには生活を正すこと。

儒教の経典
「大学」の一説に
「大学の道は明徳を明らかにするに在り、民に親しむに在り、至善に止まるに在り。 」

人には、それぞれ「徳」がある。
その徳を発揮できるようにすることが人生の目的である。
人に対してもその人が「徳」を発揮できるように努めること。
お互いが「徳」を発揮しあえるようになることが素晴らしい状態である。

日本陽明学の祖である中江藤樹は
この大学の一節を11歳の時に読んで
感動し、志を立てたといいます。

この大学の一節はまず武士の子供が6歳で学ぶ最初の教えです。

江戸時代の人々は「天」を意識していたと思います。
「天」とはどういう存在か。

中江藤樹の弟子である
熊沢蕃山は
「人が見てよいとしても
神がみてよくないことはしない。
人が見て悪いとしても
天が見てよいことは
行わなければならない。」

西郷隆盛は
「人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。 」

昌平坂学問所の儒官であった
佐藤一斉は
「 およそ事をなすには、すべからく天に事(つか)うる心あるを要すべし。
人に示すの念有るを要せず。 」
事をなすには、天につかえる気持ちで行うのがいい。
どんな時でも天に誓って恥ずることのない行動を心がけよう。

天とは
なんでしょう?
私たちを見つめ、励ましてくれる存在が「天」。
どんな人の心にも「天」がある。

いつでも
「お天道様が見ているよ」
思えば
ごまかせない。
「天」とは
良知ともいえるかもしれません。

私はまだまだの人間です。

私欲をなくし
生活を正そうとしますが
できない自分がいます。

でも事の判断を誤らない
良知は私にあります。

良知を発揮するには
心を内観し
自分の心を見つめ
人に親切にし
徳を積んで
自分の心を喜ばせるように努めたいと思います。

心の声を聴き
これからも生きていこうと思います。

今回のお話は
いろいろと思いついたことを
たくさんお話ししてしまい
なんだかまとまりのないお話になってしまいました。

山田方谷は現在
映画化されている「峠」の主人公である
河井継之助の師匠です。

備中松山藩の藩政改革をして
7年で10万両(300億円)の借金を整理し
逆に10万両(300億円)を蓄財しました。
産業を興し
新田を開発し
奇兵隊のモデルとなる農民を採用した軍を組織し
米の専売制を行い
俸禄を見直し
大胆な藩政改革を行い、
上杉鷹山を越えるといわれる業績を残した
山田方谷をとりあげ
下記日程で勉強会を開催いたします。

日 時 :7月16日(土)15:00~17:00
第14回日本陽明学を学ぶ会のご案内です。
【テーマ】山田方谷の足跡を辿り、現代に山田方谷の思想をどう活かすか?~上杉鷹山の10倍もすごいことをやったと評価される山田方谷の人生~
【進行役】野崎敏彦

7月16日(土)15時~第14回日本陽明学を学ぶ会
朝活ネットワーク名古屋さんが土曜日, 7月 16 2022に開催するウェルネスイベント


ぜひ興味のある方はご参加ください。








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