占術を知り、東洋医学を知る。「命」めい・「卜」ぼく・「相」そう をキーワードに語られる陰陽五行の世界。

本日2023年12月25日(月)7時~
今年最後の朝活
第522回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。
【テーマ】なぜ鍼灸師に占い好きが多いのか?
~占術を知り、東洋医学を知る~
【進行役】所 崇(ところ たかし)

遺伝子工学研究のため渡米し、
アメリカでの医療の問題点を知り、
現代医療を代替補完する伝統医学に寄せられる期待を感じ
中国で東洋医学、ドイツで西洋ハーブ療法を学び、
雲竜ビルはり治療室の三代目院長として活躍されている
所崇さんに発表していただきました。

なぜ漢方に興味がある人に
占い好きが多いのか?

984年に完成した「医心方」(いしんぽう)という
日本最古の医学書があります。
丹波康頼という医師によって編まれました。

当時の医学は天皇・貴族など
偉い人を治すためのものでした。

全30巻からなる本ですが、お産についてはチカラが入った本でした。
出産で命を落とす人が多かった時代だったかもしれません。

陰陽の考え方

五行の考え方
が当時の医学の考え取り入れられていました。


冬至は「陰」が極まるとき
所さんはこの日に自分自身を占うそうです。

冬至は、陰が極まり、陽に転ずる日です。

そのため、新たな一年の心構えを占う「冬至占」をします。
多くの場合、結果は軌道修正を促すよう諫められる内容が多いのですが
神様から注意してもらえる(気にかけてもらえている)
現れとも受け取れます。

したがって、ありがたくその忠告・諫言を受け止め、
日々、気を引き締めることで、
所さんはこれまで大過なく生活をおくることができたように感じています。

今回の発表のキーワードである
「命」めい・「卜」ぼく・「相」そう 。

「命」・・・占星術・四柱推命など どういう星の元に生まれてきたのか?
「卜」・・・易・方位・タロットカードなど 迷ったときに使う。
「相」・・・手相など 見た目・顔色・舌・脈などで判断する。


これらは
「氣」をしるためのツールである!


雲竜ビルはり治療室の三代目院長である所さんとしては
患者さんが診察室に入ってきたところから
診察がはじまっているといいます。

「望診」・・・患者さんの表情・雰囲気から読み取る。
これも診察。

ちなみに顔にニキビなどの吹き出物がでたときも
どこにできたか?によって
どの臓器が悪いのか?
判断する根拠になるとのこと。

耳・・・腎臓
みけん・・・肝臓
アゴ・・・生殖器・大腸
鼻・・・胃
ほっぺ・・・肺

科学が発達してない時代から
東洋医学は
「命」・「卜」・「相」 をはじめとするアプローチで
人の症状を診てきた。


君主に使える人も
このような視点から
君主に「諫言」をしてきた。

歴史を経て生み出されてきた
陰陽五行を根拠に判断する方法。

2023年は兎年でした。
この年は何かが生まれたり
隠れていたものが出てくる年でした。

来年2024年は辰年。
この年はかすんでボーっとする年で
先がまた見通しにくくなる。

その中で
世を俯瞰してみて
何がどうなるか?
何を信じるか?
どう行動するか?
五感を研ぎ澄ませて生きていこうと思いました。


所さん

「命」・「卜」・「相」 をキーワードに
東洋医学の基本となる
陰陽五行の世界。

自然界のあらゆるものが「陰」と「陽」から成り立ち
自然の変化や関係性は「木・火・土・金・水」の5つの要素からできている。

というベースのお話をありがとうございます。

「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」

長い歴史によって生み出された「陰陽五行」の考え。

一つの時代、人を診る方法としてとても勉強になりました。


所さんは
雲竜ビルはり治療室の三代目院長。
新栄町・雲竜フレックスビル13階の、鍼灸院・漢方相談薬局です。

「鍼灸」と「漢方(湯液)」の両輪を通して、
健康な生活のサポートをされているので
ぜひご自身の体について相談されたい方は
下記サイトよりお問い合わせいただければと思います。

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