社員10万人を越える大企業から社員6人のベンチャー企業へ50歳を超えての転職。やりがい溢れる仕事の日々。

2021年 7月5日(月)7:00 ~ 
第404回朝活ネットワーク名古屋 は
【テーマ】加齢なる転職~50歳を過ぎて一部上場企業から社員6人の会社へ。シニアの転職ビフォーアフター~
【進行役】西尾 雅昭 さん

本日は1年ほど前に
社員10万人を越える東証一部上場企業から
社員6人のベンチャー企業に転職した西尾さんにお話いただきました。

2015年海外で勤務された西尾さん。
西尾さんは英語を勉強されていて英語が堪能です。
勤務した国はインドでした。

勤務したインドのIT会社は
6か月で社員の半数が入れ替わっていました。
社員から辞めることも
会社から首を宣告することもある世界。
理由は収入。
個人のキャリア。
の問題であったりします。
部下の離職率はマネージャーの評価となるし
日本と異なり、流動性が高い状態です。

この西尾さんのインドでの経験の衝撃は大きく
今までの働く概念が変わったそうです。


2016年~2018年で
これから幹部へ行くという道がなくなったことがはっきりしました。

この期間に西尾さんは朝活ネットワーク名古屋に参加してくださるようになり
ここで出会った人からいろんな世界があることを知り
西尾さんご自身の経験。
年齢を重ねてから英語を勉強し始め、英語を身につけた経験や
息子さんが現役で東京大学に合格したお話
など発表もしていただきました。

2019年5月 退職を決意しました。

転職のため
人材紹介会社に登録しましたが
50歳過ぎているなら
100社にまず応募するようにアドバイスを受けました。

100社に応募しようとすれば
いちいち会社の条件や仕事内容は吟味できないので
ちゃんと応募するとなると
10社くらいに応募する形に落ち着きます。

とりあえず
応募した会社にはほぼ会うことができて
面接にいたるケースがほとんどでした。

西尾さんの経験ではむやみにたくさんの会社に応募するより
ちゃんと企業の仕事内容、条件を見て
何ができるかを考えて応募したほうが良い!とわかりました。


はじめはエントリーシートを書くことも
なかなか書けない状態でしたが
今までの自分のやってきたことや
思ってきたことを棚卸すると
エントリーシートも書けるようになりました。

2016年~2018年で
これから幹部へ行くという道がなくなったことがはっきりしました。

2019年5月 退職を決意しました。

転職の面接を受ける中で
いろんな会社の人と話してわかったことは
肩書より資格
実績より得意技
鳥の目より虫の目

自分ができること
何をやってきて
新しい会社で何ができるのか?
何が役に立てるのか?

それを具体的に話す。

で何ができるんですか?
ということをハッキリさせることが大切です。


西尾さんは
大手IT企業で
システムエンジニアとして働いてきた中で
なにかトラブルがあってそれを解決する
何が問題であるかの原因を究明し
解決する。
時間もかかるし大変だけど
何か事があったときに考え解決していくその作業そのものが好きであった
ということが自分の強みとしてわかってきたそうです。


新しい会社でも社員が6人。
毎日が問題解決の世界。
会社の中で自分にしかできないことを見つけて取り組む。


転職した当初は
コロナウイルスの感染拡大により
会社も大きな打撃を受け
業績はかなりダウンしていました。

その中で
国や自治体が新しく出した補助金に目を付けて
勉強し、
補助金をからめた事業を提案し、実行していきました。

補助金はコロナにより新しくできたものがほとんどであったので
前例の少ない世界
だから自分が勉強し、実践し、
まず補助金に関して詳しくなり、実績を積んでいく。

抽象より具体。
正論より共感。
制度より目先。

目先のことを解決することが大切。

小さな会社は人間関係も大切。

家族的な関係になる。

問題だらけだし制度もないので
具体的に何をどうするか?
の意見。

相手に立場を理解しながら共感の姿勢も大切。

大企業に比べて
自己の裁量権が大きいことも魅力で
実際のやるべきこと。
課題解決への距離が近い。


大企業ならこうしたいと思っても
会社の許可を得るための段階が多く
課題解決に取り組むまでの距離がそもそも遠い。

会社は社会のさまざまな課題を解決するための
仕組みであり組織。

日々の仕事の中で
感じた課題を解決していく。


今までの経験で培った問題解決への取り組みが生きている
現在の仕事。

仕事は結局は問題解決なのだ。

大手には仕事を進めるためのシステムがしっかりしている。

人を育てるチカラもある。

小さな会社にはそのようチカラが不足しているし
毎日の仕事の中で
問題を解決していく。
なぜ?
どうして?
を繰り返し
問題点を掘り下げて
論理的に考えて解決していく。

仕事は泥臭い。
小さな会社で至らないところだらけで
解決するべき課題は多いが
やりがいがある。


そんな西尾さんの1年間の大企業から小さな会社への転職のお話。

稲盛和夫氏の「生き方」という本に感動して影響を受けたという西尾さん。

一生懸命仕事に取り組むことで
心が磨かれる。

仕事とは生き方なんだ。


生き方


大企業から
小さな会社へ。
全然違うが、それぞれの世界がある。
その世界を知ることでいろんな世界を知る。

人生の経験として
生き方として
とても学びのあるお話でした。

西尾さん。
ありがとうございます。

生き方や転職に悩む方は
大手企業とベンチャー企業での勤務経験のある
人生経験も豊富な
西尾 雅昭 (Mash) さんに相談してみてはいかがでしょうか?








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