オーダースーツ。それはお客様との対話が大切だ。私はそれを大切にしたい!

2021年6月28日(月) 7時~
第403回朝活ネットワーク名古屋 を
開催しました。

【テーマ】『ビートルズとも縁がある!?御幸毛織とオーダースーツの
裏事情』
【進行役】西村 錠  さん

今回の朝活では1905年に創業した名古屋の企業である
御幸毛織に30年以上勤められ、
社内ベンチャーとして名古屋市・丸の内に
オーダースーツとお店を運営されている
西村錠さんにお話して頂きました。

尾州。
つまり尾張地域は
一宮を中心として
毛織物の一大産地です。

世界の三大産地の一つでもあります。
イギリスの ハダースフィールド 。
イタリアの ビエラ
日本の尾州

尾州地区には、一級河川の木曽川があり、この木曽川の水が染めや仕上げに適した軟水のため、毛織物産地として大きく発展しました。

1950年代はガチャマン景気と言われ
(織機を)ガチャンと織れば万の金が儲かる といった含意から、
「ガチャ万」とも表記されます。
「繊維」、「紡績」といった糸偏の付く漢字の業種が儲かったことから
「糸へん景気」とも言われました。

今回の朝活の本題である
オーダースーツに関してですが
時代的に
大量販売のスーツを嫌がるお客様が多くなった時代背景があります。

かつては
「洋服の青山」に代表される
郊外型紳士服店舗が格安スーツを前面に出して
一大ムーブメントを起こしていましたが
それも昔のお話。

今やオーダースーツを求めるお客様が増えている。

名古屋でもどんどんオーダースーツのお店は増えています。

2000年代 麻布テーラーの成功により
麻布テーラーを徹底的にベンチマークして成功した
グローバルスタイル。

これらのお店の成功を皮切りに
今や

青山商事
アオキ
コナカ
はるやま

といった郊外型紳士服店もオーダースーツに参入しています。

ただやはり
今のオーダースーツ業界の問題点は
効率重視であると言います。

本来、
オーダースーツは
bespoke
ビスポークであるべきだと西村さんは言います。


ビスポークとは
個々の購入者の注文なり、嗜好、使用目的などに合わせて、
既存のものを改変したり、新調すること。

ですからそれは
お客様との対話の中で決めていくことが重要になります。

自分はそういったお店を目指していると・・・



そのために家賃負担が重い路面店ではなく
空中店舗で運営し
完全予約制にして
西村さん一人で今のところ店舗運営されています。
オーダースーツに資源を投入するためです。
ですから本当に良いものを作る体制がそこにあります。

御幸毛織という
生地を作成しているメ一カ一に30年以上も勤められているため
海外のことにも造詣が深く
スーツの本場である
イギリス、イタリア
ファッションの街・フランス
のスーツに対する考え
おしゃれさ
今のスーツの潮流のお話も聞くことができました。

以前はスーツの本場はイギリスでありました。
でも最近はイタリアのスーツが世界的に主流になっています。

イギリスのスーツは重厚で重い感じだが
イタリアは軽くておしゃれな感じです。

時代に合わせて変わっているんですね。

西村さん。
今回は自らの経験に基づく
オーダースーツを中心とした
服の生地や繊維に対する歴史のお話まで
くわしく語っていただき、ありがとうございます。

西村さんは名古屋市・丸の内で
完全予約制の
「ミユキ クラフツスーツ パストラル」を運営されていますので
ぜひ、ご自身でお好みの気合の入った勝負スーツを作りたい方は
西村 錠さんに連絡してみてください。

https://miyukicraftssuits.com/







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