ヤフーとLINEの経営統合。恐るべしソフトバンク・孫正義の野望と戦略!

ヤフーとLINEが合併するかもしれない。
本日、2019年11月14日の日経新聞の報道ではヤフー、LINEが経営統合に最終調整に入り、しかも本日午前、両社がそのことを認めたと報道しています。

日本国内のネット市場ではソフトバンクの存在がますます大きくなります。

ヤフーはスマホ対策に後れを取っていました。
この部分をLINEを統合することで
かなりその弱点を補完することができます。

ソフトバンクの孫正義会長は7月の上旬に文在寅大統領と会談しています。
LINEの親会社は韓国のネイバー社です。

今回のLINE買収についての話があったと思います。

LINEは韓国・タイ・台湾でも大きなシェアを持っているので
そのシェアも抑えることができます。

QRコード決済の分野で
PayPay、LINEPayは熾烈な争いをしています。

ここも統合すれば、かなりのシェアになります。
あとは楽天Pay、メルペイくらいです。

楽天はさすがに買収されることはないでしょうが
メルカリは買収される可能性はあるような気がします。

ZOZO、LINEを買収した後は、メルカリを狙いを定めているのではないでしょうか?

中国ではQRコード決済の分野では
アリババ系のアリペイと
メッセンジャーアプリ(WeChat・微信 )の
ウィーチャットペイは熾烈な競争をしています!

中国ではアリペイに約10年遅れて、
QRコードの分野に参入してきた
現在、ウィーチャットペイがアリペイと五分五分の争いをしています。

ウィーチャットは中国ナンバーワンのコミュニケーションアプリです。
この中国でのウィーチャットペイの存在をよく知っている孫正義会長としては
LINEを買収することはこれからのライバルを取り込むことができる
狙いがあるでしょう。
将来強烈なライバルとなるLINEPayを取り込んでしまう。
孫正義会長らしい戦略です。

ソフトバンクはアリババのビジネスモデルを日本で
実行しようとしていますね。


PayPayを入り口として
小売(ヤフーショッピング・ヤフオク・ PayPayモール )
金融(ジャパンネット銀行)
へ導入できます。
その他にも旅行・通信分野にも誘導できます。

LINEを買収してしまえば、あとは楽天くらいしかないですね。
楽天はそういうこともあって、携帯・スマホ市場に参入してきたのですね。

LINEの利用者は8000万人。
ヤフーの利用者は5000万人と言われています。

この圧倒的な利用者の数は大きな強みです。
これだけのシェアを握ったら、かなりの強みです。
商売はとてもやりやすくなります。
独占禁止法にひっかかることはないのでしょうか?
ここまでソフトバンクが大きくなると恐怖を感じます。

日本のネット市場はソフトバンクの存在がダントツになります。

We Work の買収で大きな損失をだしたソフトバングですが
次々に買収をしかけています。
孫正義氏の実行力は本当にスゴイです。

ソフトバンクもLINEもどちらもみずほ銀行がメインバンクであり
みずほ銀行は韓国への貸出残高が大きい銀行です。
2017年に日本の銀行として初めて
韓国の中央銀行である韓国銀行が実施する公開市場運営の対象機関に選ばれています。

みずほとLINEは協力してネット銀行の「LINE Bank」 を設立し
2020年の開業を目指しています。

2016年のソフトバンクによりイギリスのアーム社の3兆円買収も
ソフトバンクにメインで融資したのはみずほ銀行です。

みずほ銀行
LINE
文在寅大統領

さまざまな人や企業を取り込んでいく
ソフトバンクの孫正義会長の手腕は見事です。

でもソフトバンクが大きくなりすぎて怖いと感じるのは
僕だけでしょうか?

巨大な会社がさらにどんどん大きくなっていくのを見ると
日本がソフトバンクに支配されてしまうのではないか?
という恐怖をどうしても感じてしまいます。

もしソフトバンクが倒れてしまえば
みずほ銀行も危ないし、
そういう意味でも日本での存在感はどんどん大きくなっていきます。
大きすぎてつぶせない
影響力が大きすぎて、国も何かあったら支援せざるえない企業規模です。

次はメルカリがソフトバンクに買収されてしまうのではないでしょうか?
メルカリはアメリカ・イギリスでも活躍していますからね。
メルカリはソフトバンクに買収されずに
我が道を貫いてほしいです。

ソフトバンクの日本支配が着々と進んでいます。


孫正義 300年王国への野望















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