高校生と大学生の就職活動はまったく違う。親としてはいつでも、相談にのれる関係性であることが大切です!

2022年5月23日(月)7時~
第445回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】明日から使える、子どもへのキャリア選択のアドバイス
~高校生・大学生、全く異なる就職活動の基本用語から裏話までお伝えします~

【進行役】原薫 Kaoru Haraさん

本日の朝活では8年間、メーカーで採用活動に従事し、
他社様の採用アドバイス、行政様との採用イベントを企画、社会人講師として
これまで2,000名以上の学生さんにキャリア教育を開催してきた原薫さんに
企業、学校、人材業界、学生さんの状況まで、幅広く採用の”今”をお話ししていただきました。

就職活動といっても高校生と大学生の就職活動はまったく異なります。

高校生は全国一斉に始まります。
大学生は自由です。

高校生の就職活動の形態は戦時体制のために作られた制度が80年間、
そのまま継続しています。

一人一社しかほぼ受けることができません。


なので高校生の就職してからの離職率は大学生の離職率に比べて高く、
これは複数の会社に就職試験を受けることができない制度の影響も大きいとのことでした。
今の時代を考えると高校生の就職制度が時代に合っているか?という疑問を感じました。

大学生の就職活動に関しては大学3年生の4月より情報収集が始まるのが
一般的ですが大学生によっては1回生のときから始める人もいます。

大学生の就職活動は自由です。

大学生の就職もインターシップによって判断されることも多く
大学3回生の時の夏に行くインターシップで内定が決まることが多く
人気企業ではインターンシップにも枠がありますので
まずインターシップに行くことができるか?が大切です。


インターシップに行くのも時期は自分で決めることができるので
1回生からでも2回生でも行くことはできます。

人によっては2回生で内定が出る人もいるとのこと優秀な人には早くから
内定が出ます。

高校生と違い大学生の就職活動は自由です。

就活うつ。という言葉があります。
7人に1人が就活うつになるといいます。
親の干渉がつらい。大人と話すのがつらい。
周りは内定が出ているのに自分は出ていない。

親として子供にできること。

原さんからのアドバイスとしては日ごろから子供と話す。
長所を伝えてほめること。
周りの人の力を使いながら、仕事について話せる機会をつくること。
親戚のおじさんに仕事について話してもらうとかそういうことです。
親としての子供にできる気遣いですね。

子供と話せる関係性・信頼関係があることが大切です。

最終的に決めるのは子供本人です。

親としてはいつでも、相談にのれる関係性であることが大切ですね。

原さん。
私がまったく知らなかった現在の就職事情について教えていただきありがとうございます。

私も高校生と大学生の子供がいるのでとても今日のお話はありがたかったです。

原さんはこれから学生さんへの就職活動についてのカウンセリングなどの事業も考えられていて企業への採用相談もされています。

採用のこと以外にもコミュニティ運営、司会業など幅広く現在は活動されています。

今日はとても内容の濃い、ここでしか聴けない話をありがとうございます。

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