2021年5月17日（月）
第397回朝活ネットワーク名古屋
テーマ：50席を1人で回す「楽楽・奇跡の居酒屋」の秘密
【進行役】伊藤 すがお
今回の朝活では
朝活会場プロコワから徒歩３分、名駅から徒歩１0分の場所にある
居酒屋・楽楽の店長でありオーナーの伊藤すがおさんにお話いただきました。
私も楽楽さんは何度が利用させていただいたことはあるのですが
とても居心地の良い居酒屋です。
この50席あるお店を伊藤さん一人で回しているという
奇跡の居酒屋・楽楽。
もともと栄の居酒屋でアルバイトをはじめ
社員となり働いていた伊藤さん。
同じ店で働いていた先輩が独立し、その店を手伝うようになった
伊藤さん。
このお店が現在、伊藤さんが経営されている居酒屋・楽楽です。
現在は先輩からお店を譲り受け、楽楽のオーナー・店長として
伊藤さんは働かれています。
自分でお店を運営するようになって
こだわりが強くなり
雇われ社員のころはアルバイトと仲良く楽しく働くことができた伊藤さんでしたが、独立してからは、アルバイトとの関係性がうまくいかなくなりました。
できる限り
アルバイトに意見を伝えるときは
仕事を始まる前に
来てもらって、気を使って、自分が普段、共に働くアルバイトに伝えたと言います。
でも、自分が思ったことを伝えると
うまくいなかくなる。
難しいですよね。
自分がこうあってほしい。
と思うアルバイトの勤務態度と
実際のアルバイトの仕事ぶりを見ていると
ギャップがある。
この差が埋まらない。
お客さんと話すのは良いのですが
従業員との話すのが怖くなってきたと言います。
日本人のアルバイトが駄目なら
中国人
ベトナム人も雇ってみました。
けれどもうまくいかない・・・
ついにはうつ病の人を雇っていたが
ある日突然、入院することになったと告げられ
強制的に一人でお店を運営しなければならない状況に追い込まれた。
以前、テレビで
つぶれかけのパン屋さんが
たくさんの種類のパンを販売していたのですが
三種類のパンにメニューを限定して販売したところ
行列のできるパン屋さんになったというものでした。
これを見て
単品メニューをやめて
フリーのお客さんは諦めて
予約専門のコースメニュー限定のお店にすることを思いついた伊藤さん。
これなら一人でお店をできるのではないか？
気を使ってアルバイトと仕事をしているだけで疲れてしまう自分。
けれどもなかなか決断ができなかった。
でも突然アルバイトから今日は来れないと告げられたことで
強制的に一人になった。
そのときに
このアイデアを試してみようと思うに至りました。
その日の予約のお客さんには電話をして
この日は伊藤さん一人でお店をやらなければならなくなったから
メニューはコース料理のみで
ドリンクはお客さんで入れてほしい。
電話したお客さんはそれを受け入れてくれた。
しかも、
今日はどういう風にすればいいんだ？
と逆に興味津々でキラキラした顔で聞いてくるお客さんもいる。
この日に初めて
楽楽に来て
予約を入れてくれたお客さんもいた。
これは嬉しかった。
このシステムに自信を深めた。
メニュー限定して
ドリンクをセルフにして
お客さんを回転させず
１回転だけにすれば
１人で50席のお店を運営することは可能だ。
アルバイトを雇わなくてよい。
人間関係に気を使わなくて済む。
確実に人件費はかからないので
利益を出しやすい。
お客さんにも感謝の心が生まれる。
ドリンクを自ら作ってくれるお客さんは
アルバイトをしてもらっているように感じる。
お客さんのことが大好きになってくる。
飲食店では
食品の原価は30％
人件費は30％
です。
この人件費が削減できると
高収益体質になる。
料理にお金をかけれる。
ただ大きな売上はドカンと上がらない。
ただ伊藤さんはこのシステムは自分に合っていて
１人で片づけはするのは大変だけれど
このシステムでの経営に自信を持っています。
伊藤さんのお話には私も共感する部分がたくさんありました。
私も飲食店で20年働いていましたが
アルバイトを使ってお店を運営することは大変です。
伊藤さんの経営する店
楽楽は
基本は
時間制限はなく
持ち込みも無料です。
予約の電話をかければ
必ず
伊藤さんが出るし
その安心感は素晴らしいものです。
その人その人に合ったお店の運営の仕方がある。
一つのスタイルとして
伊藤さん一人で店を回す方法はありだと思いました。
伊藤さん。
１人で店を回すに至ったヒストリーをおもしろおかしくお話いただき
ありがとうございます。
伊藤さんはラジオをされています
https://open.spotify.com/show/5b0XfZriYKG9HuPBlOBjta
伊藤さんのお店
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