2022年4月25日(月)7時~
第442回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。
【テーマ】インドで自分は見つからなかった~ただインドは最高だ~
【進行役】 粕谷昇平 さん
粕谷さんは大学2年生の時
「俺、何者?」「なんで大学に行って何してるんだろう?」という疑問が湧いてきて鬱っぽくなってしまいました。
そんなときにある忘年会に参加しました。
それは20年続けて開催している忘年会でした。
主催者のにんにんさんという方に出会い自分の悩みを吐露すると
「粕谷くん。インド行っちゃいなよ!」言われて
妙にその言葉が自分の腑に落ちてインドに行きました。
日本から15〜18時間かけて到着したのはコルカタという街。
マザーテレサのボランティア施設で6週間働きました。
インドに到着したらタクシー運転手に「乗れ!」と激しく勧誘され追いかけられる。
初海外での緊張。
そのとき右足にドンと当たる感覚がありました。
両膝から下の部分がない足がとても短い人が両膝から下の部分がないのにそれでも歩いている!
日本ではこんな光景は見たことがない。
足がほとんどないのに残された足でたくましく歩いている。
ホームステイ先には自分と同い年の男性がおりいろいろ質問してきてうまく答えられないでいると「この愚か者!」と英語でいつも言われる。
ホームステイ先で出される料理はいつも豆かチキンのカレー。
今まで滞在した人は熱いカレーが苦手だった人がほとんどだったらしくいつも冷めたカレーを出され食べる。
インドにはカースト制度が今でも厳然と存在する。
インドにはホームステイ先の中流家庭にもお手伝いさんがいる。
粕谷さんが掃除をしようとするとホームステイ先のご主人さんから激しく怒られる。
「余計なことはするな!」「お手伝いさんの仕事をとるな!」
このカースト制。例えばドアマンの一族は代々ドアマン。
ドアマンの仕事がこの家族には固定化され代々受け継がれている。
カーストには階級が3000位の区分けがあり職業的階層がしっかりと今でも存在している。
これはインドの一種の文化なので私たちから見れば異質に思えるがインドでは当たり前のこと。
でも例外があるITの仕事は先進的な職業で今まで存在しなかった仕事。
なのでITの仕事を手に入れることによりカーストで上の階層に上がるということがある。
粕谷さんがマザーテレサのボランティア施設で勤務したのは「ダヤダン」という障害孤児の家。
ここでの6週間ボランティア。
マザーテレサの教えは「
最も悲惨な貧困とは孤独であり愛されてないと感じることである。」
この孤独の状況は皆さんの周りにも存在すると思います。
「孤独になっている人を助けに行ってください!」というマザーテレサの教えは日本でもできることです。
インドで旅行客に声をかけてくる売人は日本人と見ると「ナカタ」と声をかけてくる
当時はサッカーのナカタが日本人では世界的に有名であったから「ナカタ」と呼ばれると日本人は反応してしまう。
インド人では7言語を話せる売人が普通だ。
日本人
中国人
韓国人
イギリス人など
色んな国籍の旅行者に合わせてそれぞれの旅行者に対してかけるべき言葉を覚えている。
恐ろしき生存するための能力。たくましさ。
10円でカレーが食べれるインドだが
マクドナルドでの食事は150円。
マクドナルドはインドではデートスポット。
インドでは足のない人がたくさんいる
足がなく、生活に不自由があるだろうに施設には入らない。
施設に入れば、生活を決められる物乞いとして自由に気ままに生きる
街にいるストリートチルドレン。
「弟が大変だからお金をくれ」と旅行者に寄って来る。
元気のない小さな子供をその親から借りてきて同情を買うことによって物乞いをするストリートチルドレン
コルカタは混沌と多様性の街だ。
厳しい現実はたくさんあるけど人々はたくましくユニークでユーモアにあふれている。
多様な価値観にあふれている。
インドでは女性の地位は低い。
女性が嫁ぐときは嫁ぎ先にお金を持っていかなければならない。
インドでの旅行のためにたくさんのトイレットペーパーを持ってきた粕谷さんでしたがインドに着いたそのときにトイレットペーパーを持ってきた意味がわからなくなりました。
インドに来たらトイレットペーパーを使わずにインドの慣習に合わせて手を使おう。インドに着いたらそう思ってしまう。郷に入れば郷に従う。
インドに到着して初めて口にしたチャイ。
このチャイが原因でお腹をくだした。
でもインドに到着して3週間がすぎると全くあたらなくなりました。
インドに慣れてきた。
でもインドの氷はヤバい。
これは食すとほぼ完ぺきにお腹をくだす。
粕谷さんは南米も旅行された経験があります。
南米ではいきなり襲われるよう危険性が存在する。
でもインドではコミュニケーションで騙してくることはあってもいきなり襲って危害を加えてくるようなことはない。
そういう意味でインドは妙な安心感がある。
インドで過ごした六週間で自分は見つからなかった。
でも多様性とたくましさにあふれるインドは最高だった。
そうインドは最高なのだ。
はまる人ははまる。
はまらない人ははまらない。
それがインド。
人間味あふれるインド。
粕谷さんのインド話を聞いてインドをはじめてリアリティをもって身近に感じれました。
粕谷さん。経験に基づく貴重なお話をありがとうございます。
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