西郷隆盛。不思議な人物。長所も短所も愛される存在。

僕は幕末が好きだ。

その中でも西郷隆盛にはとても興味がある。

西郷さんはどんなひとだったのか?

  

西郷さんは

頭が切れるというよりは

心がきれいな人物。

ただ幕末の動乱期を生き抜いて明治維新を成し遂げた人物だけに

策謀家でもあった。

  

彼が成し遂げた二つの大きなことは

「薩長同盟」

「江戸城無血開城」

にあると僕は思っている。

   

西郷さんがいなければこの二つのことが実現できなかった。

   

敬天愛人。

西郷さんの言葉で有名な言葉。

天を敬い、人を愛す。

天とは「道理や使命、天命」をあらわす。

自分の使命をしっかりと感じ、信じて、行動し、人を愛する。

天は、「神さま」や「使命」

自分の中にこれを信じる道徳観をもっていれば

人として誤ることはない。

正しい道を歩むことができる。

そのうえで人のために行動する。

    

西郷隆盛の

天を敬い、人を愛する。

この気持ちが

仲の悪かった薩摩藩と長州藩が手を握り

薩長同盟をむすび、討幕へ両藩の力を結集させた。

坂本竜馬の仲介で長州の代表者であった桂小五郎と会ったとき

今までの薩摩藩への恨みつらみをさんざん言ってくる桂にたいして

「今まで申し訳なかった」と言える清さを西郷さんはもっていた。

今まで憎みあっていたが、目的の達成ためには今までのことは置いといて

協力した。

これは西郷さんの人柄だから実現できた。

   

江戸城無血開城も

江戸が焦土にならずに、

戦うことなく、江戸が幕府から新政府に渡されたのは

幕府代表である勝海舟の意見をしっかり聞き、

人に対する愛があったからこそ

無駄な戦いをすることなく、明治維新を成し遂げることができた。

   

天を敬い、人を愛す。

敬天愛人。

人として正しいことをする心。

   

道理をまもり、人を愛する心からこそ

西郷さんは正しい判断ができたのだ。

   

西郷さんのようなリーダーが幕末にあらわれたことは

日本にとって本当に良かった。

  

西郷さんは「人の話をしっかりと聴き、合理的な判断ができる」人なのだ。

   

自ら発案したり、頭が切れるような人ではなかったと思うのだけど

「愛にあふれ、誠実で、人の話を聞いて、合理的な判断ができる」

上に立つとチカラを発揮する。

組織のチカラを発揮させることができる人物だと思うのです。

  

僕も

「敬天愛人」

の心をもって

世の中を生きていきたい。

この言葉には人として素敵な生き方がつまっている。

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