武士道は 長い年月をかけて育まれてきた 日本人の中に息づく「人としてのあり方」であるかもしれない。

本日 10月30日(月)7時~
第514回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。
【テーマ】ビジネスに活かす武士道
~大河ドラマや時代劇の見方が変わるかも!?
本当の「武士道の世界」を分かりやすく学んでみよう~
【進行役】 安藤 聖笙 (せいしょう)

本日は
全日本剣詩舞コンクール優勝(日本一) 七度 
文部科学大臣賞 四度 受賞の
剣舞アーティスト である
安藤 聖笙 さんに発表していただきました。

武士道を体現した伝統芸能である剣舞。
武士は教養として漢詩を詠んでいた。
漢詩を詩吟にして、合わせて舞う。

武士道の体現者である
安藤さんのお話はとても聴き取りやすく
優しく心にスッと―入ってくるようなお話でした。

何かが大きく変わったわけではないけど、
何か心が軽くなった納得感のいくお話でした。


武士道は
長い年月をかけて育まれてきた
日本人の中に息づく「人としてのあり方」であるかもしれません。


日本人の幸せの価値観は
アニメでいうと
サザエさんやちびまる子ちゃんで描かれている
なにかホッコリするような
ささやかな幸せではないか?

西洋的な功利主義に基づいたものではなく

心を通わせることであったり
共にいることであったり
絆であったり
そういうものを大切にする価値観。

人としての土台の部分。

考え方、価値観、人間性。が人を支える。

人間的な幅と深み。

そういうものが武士道の中に入っている。

儒教の教えの中にも





という
五常(ごじょう)といわれる5つの徳目がある。

これを師匠と弟子のやりとりの中で
かつての日本人は学んでいた。

この5つの教えはバランスがいい。

日本は発酵文化の国である。
食べ物だけでなく、
海外から入ってきた学問も自分の国の中で消化して、
発酵するがごとく
自分のものとしてきた。

歴史の中で
武士道を体現してきた代表的な人物として
西郷隆盛をはじめ
さまざまな人たちがいる。

リーダーとしての理想像としては
上杉鷹山がいる。

武芸に秀でた無敵を誇った
宮本武蔵がいる。
武蔵の書いた「五輪書」にも
武士道の本質的なことが書かれている。

能の大成者として有名な世阿弥がいる

忠義を重んじた和気清麻呂がいる

幕末の志士の思想の源流となった佐藤一斉がいる

「論語と算盤」を書いた士魂商才を説いた渋沢栄一がいる

武士道をはじめ
日本の文化は「型」を大切にするものが多い。
姿勢が整うと心も整う。

スティーブ・ジョブズも禅を学んだ。
モノづくりにその考えが生きている。
無駄なものをそぎ落とし、シンプルな美しさ。
その美的感覚。

姿勢のあり方を
宮本武蔵や
佐藤一斉も説いている。

五輪書や言志四録にそのことが表現されている。

俯瞰してみることの大切さを説いた、世阿弥。

武士道を学べば、人間関係・心・哲学・姿勢・武芸など
人として生きるのに大切な幅や深みが学べる。


先人たちが残してくれた武士道は
日本の財産である。

発表の最後に佐藤一斉の言葉を紹介していただきました。
「一灯をさげて暗夜を行く。
暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め」


武士道はいうなれば
先人からの財産。
これを一筋の光として
武士道を学び
先が見えにくい世の中ではありますが
進んでいこう。

ということを
安藤さんのお話を聴いて思いました。

最後に披露してくださった
詩吟に合わせて舞う・剣舞も始めてみましたが
美しい動きで優雅な舞で美しかったです。

安藤さん。
穏やかな語り口調で
心に染み入ってくるようなお話をありがとうございました。

まず私は
宮本武蔵の「五輪書」
を読んでみようかなと思いました。

安藤さんは武士道についての本
「教養としての武士道」
2024年3月に出版される予定です。

下記のQRコードから
安藤さんのこれからの活動を見ることができるので
見ていただければと思います。


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