僕のおかん。
母親は生まれは香川県だが
1歳のころから大阪の八尾市で生まれ育った典型的な大阪のおばちゃんです。
話すことが大好きで
いつも誰かしら家によんで、お茶をしていました。
人と話すことが大好きなのです。
おかんの父親。
僕のおじいちゃんは
戦争に行って、沖縄に行って、生き残って帰ってきた。
おじいちゃんは生き残って帰ってきたことがそうとう恥ずかしかったらしく
おかんが生まれてから、しばらくして
香川から大阪に出てきたのだ。
おじいちゃんは大阪府警に勤めていて、刑事をしていた
僕は優しいおじいちゃんしか知らないのだが
若い頃は怖かったらしく、おかんもよく殴られたらしい。
だから僕のオヤジはキレたら、殴るし、蹴るし、それはひどかったのだが
おかんは殴られても、オヤジに逆切れしたり、言い返したりする。
たくましい人だった。
とても社交的で目立ちたがり屋だったので
PTAで会長をしたり、卒業式でも保護者代表で挨拶をするような人だった。
そんなおかんが30年も続けていることがある。
僕が中学校1年生の時。
テレビを見ていた。
自殺を考えていた人が
「いのちのでんわ」というところに電話をかけて
救われたという話をしていた。
おかんもそれを見て
「これやな。」
「私のやるべきことはこれやな。」
と言った。
それからボランティア団体の「いのちのでんわ」の相談員を30年も続けている。
なかなか30年も続けている相談員はいないらしく
最近では大学に呼ばれて、講師として活動もしている。
パートも長いことやっていたものがあって
NHKの受信料の滞納者に対して払ってもらえるように説得する
コールセンターに15年くらい勤めていた。
ここでのおかんの成績はなかなかよかったらしい。
おかんにぴったりの仕事だった。
僕も朝活を続けることができるのは
おかんに似ている部分があるかもしれない。
おかんはイヤなことは寝たら忘れる。
楽しいことしか覚えていないそんな人である。
楽しく生きるたくましさをおかんから感じるのである。
コメント