少しずつお店が安定し始めた。
アルバイトが少しずつ増え始めた。
土日7時半から22時までお店から抜けれなかったのが
20時までになり、
18時までになり、
ついにはきちんと15時には抜けれるようになってきた。
アルバイトの稼働率が上がり
人数も増え始めた。
今まで店を回すだけで精いっぱいだった状況から
ちゃんと接客できる状況になってきた。
スケジュールに妥協しなかったこと。
アルバイトにお願いして、入ってくれた時にはしっかり感謝の気持ちを社員みんなで伝えたこと。
新しく入ったアルバイトはしっかりフォローしてほとんど辞めずに人数が増えたこと。
あとベテランのアルバイトがとても多かったので
彼らには今までの社員は遠慮していたが、僕は遠慮はしなかった。
他の社員にもそのようにしてもらった。
頼むべきところは頼んで、頼るべきところは頼った。
ダメなものはダメといった。
遅刻が多くて、ネックになっていた古株のアルバイトがいて
どうしても遅刻が直らなかったので
本人と話し合いの末
辞めてもらった。
辞めたアルバイトはその一人だけだった。
他のアルバイトは続けてくれた。
態度の悪いアルバイトも数名いたが、だいぶマシになり
店の雰囲気はだいぶ良くなってきた。
売上も前年比マイナスが続いていたが
赴任して半年ほどたったころには前年比プラスになり始めた。
土日のお昼の売り上げでは四国で一番の売り上げで記録も出始めた。
当時、メガマックというミートを4枚いれたハンバーガーがヒットし
お昼の売り上げ記録を出した。
一時間の売り上げが28万円。
アルバイトも土日のお昼にどんどん記録が出るので
土日はお祭り。
店のイベントみたいになって率先して入ってくれるようになってきた。
お店は安定して売り上げも良くなってきた。
でもやりたくないことも始まった。
24時間営業だ。
当時マクドナルドの業績は好調だったが
さらに売り上げを伸ばすため
当時の原田社長は24時間営業を推し進めた。
屋島店はアルバイトの数が少なかったので
まだ24時間営業ではなかったが
だいぶ充足してきたので24時間営業することになった。
24時間営業を開始する日も決まり
24時間の看板を取り付ける日も決まった。
会社の方針だから仕方がない。
新しくアルバイトを採用して24時間営業が始まった。
つづく・・・
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