名古屋駅西口。駅裏といわれた闇市の歴史、中村遊郭への門前町、新幹線を受け入れ、リニアでさらに変わる街。

2023年1月23日(月)7時~
【テーマ】リニアで変わる名古屋駅西 〜大好きな駅西の昔と今と未来〜
【進行役】小嶋 豊(こじま のぼる)

名古屋市出身で名古屋駅西歴40数年の小嶋さんに
発表していただきました。

小嶋さんは名古屋市北区出身ですが、
親が経営されている喫茶店が名古屋駅西にあったので
小さいころから駅西には親しまれていました。

今は親が経営されていた喫茶店が入っていたビルと同じビルに
ご自身が経営される会社を移転され、駅西でまさに仕事されています。

お住まいも中村区に移されました。

親が経営されていた喫茶店に
夏休みは毎日のように遊びに行っていた小嶋さん。

喫茶店近くの公園で遊んでいると
やたら親切なおじさんたちがいっぱいる。

話しかけてくれるし
一緒に遊んでくれる。

でも、そのおじさんたちはホームレスだった。


名古屋駅西は今、リニアの工事で街の姿が激変しています。

昔からの駅西を知る小嶋さんとしてはまさに街が壊れていっている
という感覚をいだいています。


地価も急騰し、かつての安かった地価もどんどん高くなっています。

駅西は戦後、闇市から始まっています。

ここには国鉄の国有地があり そこや周辺を不法占拠し、
商売する人が増えて、闇市誕生となりました。

その意味では東京の新宿、大阪の梅田に近いものがあります。

闇市
危険地帯としての認識は強く
本来は駅に表も裏もないとは思うのですが
名古屋駅西は「駅裏」と表現されるのはそのためかもしれません。


日本最大のスラムといわれていた名古屋駅西。
名古屋駅再開発のガンともいわれていた。

東京オリンピックのときには
新幹線を受け入れ、多くの人が立ち退いた。

でも名古屋駅がこれほどの全国でもトップ10に入る
巨大ターミナル駅となったのは
名古屋駅に新幹線があるからです。

それは名古屋駅西に住んでいた人たちが立ち退いてくれたから。

今度はリニアの工事により、名古屋駅西口の街が変貌していく。


名古屋駅西は中村遊郭の門前町として発展した歴史もあり
駅西銀座という商店街が
ビックカメラの奥にありますが
ここをまっすぐに歩いていくと
中村遊郭
大門
まで行くことができます。


中村遊郭の建造物は
今でも往時を想像させるものがあります。

立派な古い日本家屋があります。


駅西の一部にも 売春婦が立ち並び、、
それに応じた宿も多く、
今とはかなり違った光景がそこにはあったそうです。

アニメのお店も多く
それに関連するお店も多いです。

駅西はビックカメラがあるとこ。
という認識だけしかない人も多いと思います。
その奥にもその周辺にも魅力はいっぱいあります。

新しい都市計画もあり
大きなツインタワーが名古屋駅西にできるかもしれない
高速道路と名古屋駅西を直接結び、
トヨタへ30分で行けるようにする計画
駅西地下に高速バスターミナルを作る計画
大きな芝生広場をつくる計画
桜並木を作る計画
様々な情報が錯綜しています。

ただいくつかは現実のものになると思います。

名古屋駅西を語る小嶋さんの語り口には愛情があふれていました。

好きな思いは伝わってきますね。

貴重なお話をありがとうございます!

駅西さんぽ

というインスタグラムを運営されている小嶋さん。

名古屋駅西には個人でお店をやっている方が多く
そのお店の店主のお話を聴いて、
なかなか世に出ていないレアな情報を発信されています。


駅西さんぽ インスタグラム https://www.instagram.com/ekinishi_sanpo/

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トガル株式会社 https://togaru.co.jp/

西口にある小嶋さんの会社です。
インターネット広告の事業を中心にされています。

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