2020年8月15日(土)
新型コロナウイルスの感染拡大。
日本は大変な被害だ。
死者の数ではない。
コロナ恐怖による、信用収縮、経済の崩壊だ。
コロナによる死者はこの半年で約1000人。
これは日本における死者の割合としてはとても少ない。
専門家が連日テレビに登場している。
誰が本当のことを言っているのか?
見解が違いよくわからない。
今回は見解が全く異なる専門家の意見についてご紹介し、考えてみたい。
「すでに集団免疫を獲得。“第2波”を恐れる必要はない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fa5fdef9238f843f20735d205933ad132d86664?page=2
7月27日に記者会見を開いた。
京都大学大学院医学研究科教授 ・上久保靖彦
「すでに日本人は集団感染が達成されている」「“第2波”を恐れる必要はない」とする京都大学大学院医学研究科・上久保靖彦教授および吉備国際大学の高橋淳教授の研究
新型コロナウイルスには3つのタイプがある。
S型:昨年10月~12月頃に世界中に拡散。無症状か軽症が多い。
K型:S型の変異型で弱毒性。今年1月頃をピークに日本国内へ侵入。G型に対する獲得免疫を持つ
G型:中国・武漢で発生、感染力が強い。上海で変異し欧米に拡散。
世界で猛威を振るっているコロナウイルスはG型
日本には3月9日まで中国から入国可能であった。
その間にコロナウイルスで弱毒性のK型が流入し、蔓延。
これにより集団免疫を達成した。
K型に対する免疫は感染力の強いG型に対しても有効なので
日本はコロナウイルスでの死亡者・重症化患者の数が少ない。
欧米では日本より1か月早く、中国からの渡航を止めたため
K型の蔓延がなく、集団免疫ができる前に、
G型が流入したため、死亡者・重症化患者が多いという考え方である。
一方
PCR検査推進論者である
東大先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏
感染防止「総力挙げないとNYの二の舞」
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/07/284704.php
大規模なPCR検査の実施などを通じて制圧することが急務だと主張している。
無症状の感染者がスプレッダー(感染を広げる人)となり、感染を増やす震源地
となる、この震源地をエピセンターと言う。
コロナを抑えるためには「エピセンター潰し」が有効だという。
無症状のスプレッダーを封じるには徹底検査が必要。
1つのエピセンターの制圧には20万件以上のPCR検査が相場。
PCR検査をして、感染者を特定し、隔離する戦略だ。
PCR検査をどんどんしていく。
そして陽性者を隔離する。
今の国の戦略はそれに基づいていると言える。
児玉龍彦氏は16日の参院予算委員会(閉会中審査)で参考人として発言
「 日本は来月には眼を覆うようなことになる 」
という。
児玉氏の意見を聞いて
世田谷区では
コロナ検査を「いつでも、だれでも、何度でも」
ニューヨークを目指す「世田谷モデル」を作るそうだ。
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020080400001.html?page=2
「世田谷区医師会が新型コロナウイルスの検査体制の拡充のため、1日あたり最大で1千件のPCR検査ができる検査機の導入を検討 」
PCRの検査機はいったいどれくらいの費用が掛かるのだろう。
もうすぐ児玉氏が「このままだと日本がニューヨークになる!」
と言ったが
現状はどうだろう。
児玉氏はベンチャー企業
株式会社 ペルセウスプロテオミクスの設立にかかわっており、
富士フィルムからも出資を受けている。
私は児玉氏のようなPCR検査拡充論者は
危機を煽っているように思えてならない。
そしてこのコストのかかるPCR検査を拡充し、それをビジネスにつなげようとする意図を感じてしまう。
7月16日児玉氏国会発言
https://www.youtube.com/watch?v=a-AlGLO8YNc&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0il6YGNJuf2-hhCAZhAG96L8HuEJkzxZTXd-wRXE27A2P4q2GXSOmmAg8
もういいかげん。
コロナは指定感染症から外し、方向転換するべきに来ていると思います。
経済活動を正常化させる。
それが一番大切。
新型コロナ感染拡大による解雇が、7月の1カ月だけで約1万人増えて計4万人超(厚生労働省調査)。
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