2025年5月26日(月)7時~
第591回朝活ネットワーク名古屋 を開催しました。
【テーマ】日本の人手不足を解消する!外国人材紹介の世界で私がやりたいこと!~特定技能制度の実態と日本社会での外国人との共生についてもお話します。~
【進行役】石田純也 Junya Ishida
19歳で東南アジアのマレーシアへ留学し、現地の大学を卒業。
その後、東南アジア各国での就職経験を経て、2017年に日本へ帰国。
現在まで愛知県内にて外国人材の紹介・サポート業務に従事してしている
石田純也さんに発表していただきました。
2019年に始まった特定技能ビザ。
現在、約230万人の外国人が日本で就労する中、
この制度を使い約30万人が就業している。
ブルーワーカーの仕事で人手不足が深刻な日本。
特定技能ビザでの日本に滞在できる期間は5年。
ただ試験に合格すれば、日本の永住権も目指せる。
石田さんは現在、インドネシア人を介護の仕事に紹介しています。
介護の仕事であれば国家資格である「介護福祉士」の試験に合格すれば
介護ビザを取得でき、将来的には永住権を取得できます。
介護ビザを獲得できれば家族を日本に呼び寄せて住まわせることも
可能となります。
この5年の間に合格しなければならない。
試験は日本語で行われます。
特定技能1号(介護)で3年以上働いた後に、
介護福祉士の国家試験に合格するという条件なので、
1年に1回のみの試験なので、チャンスは2回程度しかない。
難しい国家試験ではないが、外国人が合格するのは簡単ではない。
現在、特定技能ビザで来日している国で多いのは
ベトナム 46.9% 約13万2000人
インドネシア 18.9% 53496人
フィリピン 9.9% 28180人
ミャンマー 9.6% 27337人
中国 6.2% 17645人
ネパール 2.5% 7003人
愛知県は製造業が栄えていることもあり
特定技能ビサで来日している外国人が最も多い都道府県です。
比率としては
ベトナム人は減っている傾向にあり
インドネシア人が増えている傾向にあります。
インドネシア人はこの4年間で14倍に増えています。
正直に言って、韓国の方が賃金が高いのですが
日本はアニメなど文化的な魅力的が大きく
日本人が優しい、治安が良く住みやすい、という点で人気があります。
特定技能ビザで来日する難易度が他国より優しいということもあります。
5年の間で外国人は転職も可能です。
愛知県は特定技能ビザで来日している外国人が多いということもあり
外国人のコミュニティがあり、人気が高いです。
人気があるのはやはり都会、関東圏、大阪圏、名古屋圏です。
稼ぎたいので、夜勤、残業が多く、給与が高い仕事が人気があります。
インドネシア人はイスラム教徒が多い。
石田さんは仲介を通さず
今まで積み上げた人脈で良い人材をマレーシア人の奥さまの支えもあり
直接、紹介できる強みがあります。
あと来日後の生活のサポートが手厚く、住まいの契約、
家電をそろえ、カーテンまで取り付ける。
夜、チャットで連絡があれば、すぐに駆け付け、相談にのります。
外国人材を紹介する会社はたくさんありますが
ここまで手厚いサポートをする会社は少ないです。
紹介する企業も石田さんが選んでいるので
現在まで途中で退職した人がいないとのこと。
精神面のサポートをしっかりされて生活を支える石田さんの姿勢が
素晴らしいと思いました。
インドネシアでは1か月働いて給料は2~3万円。
日本では20万円ほど給料はあるので、
2-3年働けば、インドネシアで家が建つ。
日本の少子高齢化。
生産人口減少の中で人手不足は続く。
その中でどんな背景で特定技能制度を使い日本に来ているのか?
石田さんがどんなことをしようとしているのか?
わかりやすく説明いただき、とても学びになりました。
石田さん。
ありがとうございます!
奥さまのミミさんもありがとうございます。
奥さまのミミさんは栄のまんまる村というお店で働かれています。
おむすびを中心とした健康的な食事を提供しているお店です。
ミミさんが作ったマレーシア料理が食べれる会も今後
月に1回ほど開催される予定です。
まんまる村
https://manmaru-mura.com/
石田さんが経営されている会社
株式会社アジアンHR
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