両親に手紙を書いた。

僕は父親とあんまり仲が良くない。

 

特に結婚して7年ほどたったとき

嫁さんが子供を三人連れて

僕抜きで、僕の実家に行ったことがあった。

子供たちは夏休みだった。

 

僕はその時仕事が忙しくて

休みが取れず、奈良の実家に帰る休日がとれなくて

嫁と子供だけで僕の実家に帰ったのだ。

僕はとめたんだけど、

僕のお父さんとお母さんが孫の顔も見たいだろう。

と嫁は思って、帰ったのだ。

 

そこで僕のお父さんと嫁さんが大ゲンカをしてしまった。

 

僕のオヤジは昭和のオヤジで、切れると歯止めがきかない

殴るし、蹴るし

僕が小さい頃は

それはそれは怖かった。

 

ただ仕事は抜群にできて

高卒で関西地盤の都市銀行に入り、

支店長まで出世したので

収入もかなりあった。

株と不動産投資をバブル時代派手にやっていたので

借金も多かったけど・・・

 

飯がまずいとテーブルをひっくり返したこともあったので

母親は料理が強制的に上手でした。

 

そんなオヤジと嫁さんが喧嘩して以来

オヤジとの関係はかなり悪くなった。

 

12月22日に平川涼介くんの講演会に行った。

そこで平川くんがお父さんに書いた手紙を読んだ。

 

死ぬときに人が後悔することの一つに

「自分の気持ちを伝えておけばよかった」というのが

あるとのこと。

 

だから大切な人に気持ちを伝えることは大切。

と平川くんは訴えていた。

 

それを聴いて僕も

父親と母親に手紙を書こうと思ったのだ。

 

12月29日に手紙を両親に書いて送った。

育ててくれた感謝の気持ち。

今はお互い関係がうまくいってないことを悲しいと思っていること。

オヤジもおかんも尊敬していること。

44歳にして初めて両親に手紙を書きました。

 

そうしたら今日、オヤジから電話がかかってきた。

 

手紙のことはなにも触れてこなかったけど、

嬉しそうに

「おまえ元気か?」と聞いてきた。

 

オヤジもおかんもけっこう年だし

いつ死ぬかわからない

突然死ぬことだってある

だから自分の気持ちを手紙という形で伝えることができてよかった。

 

親父から電話なんてかかってくることはないので

嬉しかったし、

気持ちが少しでも伝わってよかった。

 

平川涼介くんに感謝です。

 

彼の講演会に行かなければ

僕はオヤジとおかんに気持ちを伝えることはなかったと思う。

 

 

 

 

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