ある日、突然、障害者となる。どうやって心を支え、生きてきたのか?

2024年6月3日(月)7時~
第543回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】障がいを乗り越える生き方
~後天的障がいを負うことは誰にでも起こる。それでもやり抜く力を身につけるにはどうするか?~
【進行役】大円 智海

37歳の時、東京の山手線で通勤をしている途中に
心臓の違和感を感じた大円さん。

当時はまだネットが普及していない時代
警察官に近くにある病院を尋ねて
そのまま心臓の病気で
集中治療室行きとなり、その後、ICDという機械を体に埋め込むことになり
1級の障がい者となりました。

ある日突然、障害を負う。

障害者申請のジレンマ。

自分の心が折れてしまいそうになることもあった。

たくさんの人からかけられる慰めの言葉。

自分は障害者となったが、
世界は何も変わらず存在している。
何も変わっていない。

よく
「わかるわかる」という慰めの言葉をもらったが
そんな言葉をよりも
「わからなくて、ごめん。何かできることがあれば言って」
と言われる方がありがたい。

仕事も配置転換。
配置転換された部署にはいろんな人がいた。
やる気のない人。
主流から外れた反体制派の人。
上司とけんかした人。
何かの理由があって今ここにいる人たち。

仕事も
「こんな仕事ばかり回しやがって」
というものが来る。

めんどくさいと人が感じる仕事。
なぜ。この仕事をめんどくさいと感じるのか?
その理由を考える。
一歩先に進んで考えてみる。

そうして、前向きに仕事をしてみる。
そうして初めて、見えてくる世界があり
一歩進んで仕事に関して考え、工夫ができるようになってきた。

現実に即した仕事をする。

現場のことを考えた仕事をする。

今、自分がしている仕事。
その仕事に向き合って考えて
見えてくる道。


できることをやる。

あなたでなければ見えないものがきっとある。


悩むことは生きるている証拠。

苦しい時は苦しいことを
自分で選択をしている。

自分でツライと思うことを選択することをやめるのも一つだ。

生きることは悩むこと。
悩むことこそ生きているということ。

耐えられないときというのはどうしてもある。

そんなときは
「体に酸素を供給すること」
息を吐き、吸うだけで十分。
とりあえず生きていられる。

今自分ができること。

今のみに集中すること。

今の自分を知るという意味で

自分の体温を把握すること。

自分の脈を測れること。
はとても大切。

ツライときは引きこもりたくなることもある。

置かれた状況で生きる。

もし障害を抱えた人がそばにいたら
無理に言葉をかけなくてもいい。
そばにいるだけでいいときもある。

大円さんのあるときから
突然、障害者になったお話。

どう考え自分を支え
仕事をして
生きてきたのか?


ニュースや大切な情報を得たとき
臨場感をもって、自分ごととして考える。
これもクライシスマネジメント。
そうして初めて情報を生かすことができる。


大円さん。
本日は、なかなか聴くことができない、体験に基づく
本質的な発表をありがとうございます。








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