新商品を出せなくても、最高益を続けるマクドナルドのマーケティングはスゴイ!

日本マクドナルドは今絶好調で、最高益を更新中です。
僕は11年前まで10年間。
日本マクドナルドに社員として勤めていました。
僕が、入社したときはまだ創業者の藤田田さんが社長で、業績は絶好調で
売上と利益も毎年最高益を更新していて、年間400店舗ほど出店していました。

でも、僕が入社したころがピークで、そのあとは創業者の藤田田さんが
引退し、経営は一時迷走、その後、アップルコンピューターから
日本マクドナルドの社長に就任した原田泳幸さんが業績を一時、立て直したものの、24時間営業や急速なフランチャイズ化で現場が疲弊し、マーケティングもいけてなくて、業績は低迷、200億円を超える大赤字の年もあり、
日本マクドナルドの身売りの話がマジでありました。

今、日本マクドナルドの調子が良いのは、現場がチカラを取り戻したこと。
マーケティングがうまくいっているからだと思います。

日本マクドナルドはかつて新商品を出しまくっていました。
昔は同時期に2種類の新商品のハンバーガーを出していた時期もあったほどです。

今までやったことのない商品を出すときは準備が大変だし、コストもかかります。
今の日本マクドナルドはかつてと異なり、自主独立経営ではなく、
アメリカのマクドナルドの支配下におかれているので、
新商品を出すことがほとんどできません。
ほぼ禁じられています。
なので、昔、売れていた商品をリバイバルで出して回しています。



僕はよくマクドナルドによく行きます。
本日、マクドナルドに行ったら、今度はじまるプロモーションの告知がありました。

改名バーガーシリーズという名前で
昔、販売していたハンバーガーを名前を変えて、やるそうです。

カルビマックはかつてバカ売れした商品です。
たまごダブルマックも根強い人気のある商品です。

これを名前を変えて販売する。

最近では、ハンバーガーの人気投票と絡めたり、
東と西で代表のハンバーガーを作って人気投票をしたり、
厚切りのベーコンを加えたり、
夜はプラス100円でパティを倍にしたり、
アルバイトの応募がネットで写真を送るだけでできたり、
さまざまな工夫をしています。

新商品のハンバーガーは出せないという縛りがありながら、
さまざまな工夫をして、
目先を変えて、何か新しいことをやっている感をだして、
売上を獲得しています。

コストをかけずに売上を上げる方法です。

工夫とアイデアで勝負していますね。

新しい商品を出すのは大変です。
現場も大変です。
僕が在職していた当時は迷走していた時期なので、
新しい商品を色々出して、現場が大変でした。

24時間営業はそれに追い打ちをかけて大変でした。

なので、現場が混乱・疲弊し
異物混入事件も発生して、マクドナルドのブランドは大きく失墜しました。

そのころから比べると、
店舗も改装し、現場もチカラを取り戻し、新商品はあまり出さないものの
マーケティングも工夫して、マクドナルドは調子がいいです。

ケンタッキーも今は調子がいいですね。
これもマーケティングに工夫が感じられます。
とても辛い味のフライドチキンを出したり、
500円のセットを導入したり、
コストをかけずに、目先を変えて、いかにお客様にうけるか?を考えて
経営しています。



今の日本マクドナルドとケンタッキーの成功と
逆にモズバーガーの迷走ぶりを見て
そう思います。

世界中のいろんな国で成功しているマクドナルドは
現場の人に対する考え方が素晴らしいと思います。

従業員満足を非常に大切にします。
従業員の満足がないとお客様の満足はないという考えを持っています。

従業員の犠牲の上に、お客様の満足がある。というのは長続きしません。

従業員の満足は、アルバイトを含む全従業員が、大切にされて、働きやすい環境があって初めて成り立つものです。

トップダウンすぎたり、ブラックな環境や、マネジメントや教育がいたらなかったりするとニュースで話題になるような動画が投稿されるような現場がでてくると思います。

マネジメントが行き届き、考え方や理念が浸透している職場ではあのような動画が投稿されることは起こりにくいのではないでしょうか?

これはコミュニケーション・権限移譲・教育が行き届いてこそ。

働く環境が整えられていて、お客様の方向をしっかり向いて仕事ができる環境があるから。
仕事に取り組むことができる環境があるから。
安心・安全の職場があるからだと思うのです。

これはマクドナルドの考え方とマネジメントの成果です。

あとは目先を変える、マーケティングの上手さ。
アイデアの豊富さ。
顧客を飽きさせない。
マンネリを感じさせない工夫が感じられます。

時代に合わせてうまく変化する。
長く反映する企業にはそれがあります。
常に時代を読んで変化せねば、衰退してしまいます。

これは個人も企業も同じこと。

いい時期もあれば悪い時期もある。

試行錯誤をするときもあるが、正しく考えて、軌道修正を試みて、努力を繰り返せば、また繁栄できるということを今のマクドナルドを見てそう思います。

今はモスバーガーは業績がよくないけど、
今こそ、困難と向き合って、問題に取り組んで、試行錯誤して取り組み続ければ、復活できると思います。

これからのモスバーガーに期待したいです!

次回はよりおいしくて、手の込んだものを求めている。
モスバーガーにあった時代だと思います。












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