こんなのクスリになるの? ~誰かに話したくなるクスリのはなし~

2024年12月23日(月)7時~
第571回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】こんなのクスリになるの? ~誰かに話したくなるクスリのはなし~
【進行役】
所 崇 (ところたかし)

本日は 薬剤師・鍼灸師・医学博士。雲竜ビルはり治療室・漢方薬局 院長(名古屋市新栄町) である所崇さんにお話いただきました。

薬にはいろんなものがある。

そして、ありとあらゆるものは薬になる。

毒と思われるようなものでも薬と思われていた。

水銀がその一つ。

水銀は赤チンにも入っている。

長年の治療経験(人体実験)で薬の効能もわかってくる。

今のチョコレートも

かつては血流を良くする薬と見られていた時代もあった。

薬はやはり他のものと混ぜたりすると
変化を起こす可能性もあるので
できれば、おいしくないから
子供が飲んでくれないという理由で
イチゴチョコ味
コーヒーゼリー味
などの薬もあるが
それはあくまで最終手段であり
あまりそのような薬はおすすめはできない。

イモリの黒焼きも薬として使われてきた。
滋養強壮の薬として
陰陽をあらわすとして雄雌のツガイで販売されてきた。

秦の始皇帝や
三国志の時代の魏の曹操は
不老不死を目指し
逆にカラダに毒であるものを薬と考え
カラダを悪くした例もある。

不老不死は欲であるともいえる
人は欲に支配されたとき
判断を誤りやすい。

権力者やお金持ちには怪しい人間がよってくる。

死にたくない。
健康でいたい。
と強く思えば思うほど
薬に頼るかもしれない。

欲と恐怖。

医学は密接につながっているかもしれない。


現代でも恐怖をあおられれば
薬にすがる。
医療にすがる。

今、日本で起こっている薬不足も
薬の処方しすぎ問題もある。

今までの長きにわたる人体実験を経た薬の話。

今では私たちは過去の人をみて
馬鹿だなと思えるが
私たちは笑えるだろうか?

恐怖、欲に支配されたとき
人は判断を誤りがち。
だから
いつも中庸の精神で俯瞰的に判断できる自分をつくることが
一番大切かもしれないと所さんのお話を聴いて思いました。


所さん
現代の医療にも通じるクスリのお話。
ありがとうございます。

所さんは

1月25日(月)18時~19時30分名古屋市中区大須4-1-11 
OSpace 2階 で先週朝活で発表していただいた
西野 慎祐 さんとコラボしてイベントを開催されます。

漢方と春画 旅の巻

興味ある方はぜひ下記イベントページよりご参加ください。

満席 漢方と春画 旅の巻
西野 慎祐さんと所 崇さんが土曜日, 1月 25 2025に開催するイベントに関する投稿がディスカッションに16件あります。

所さんの経営する 雲竜ビルはり治療室

https://www.instagram.com/unryuhari/




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