1300年以上の歴史を紡いできた世界最古のオーケストラ・雅楽は日本人の感性に合ったゆったりとした音楽です。

2020年 1月11日(月・祝)7:00 ~
第380回朝活ネットワーク名古屋 を開催致しました。
【テーマ】日本の伝統文化・雅楽(ががく)を知っていますか?
~1300年以上の歴史を重ねた世界最古のオーケストラ雅楽の魅力~
【進行役】松久貴郎 さん

松久さんは雅楽の演奏家で、岐阜を拠点に活動されています。
雅楽は1300年以上の歴史を持つ平安時代に確立された音楽です。
日本古来の音楽、朝鮮半島、中国大陸から渡ってきた音楽が融合されて
確立された音楽です。

神社で演奏されているおごそかな感じの音楽。
皆さん。
一度は聴いたことはある音楽であると思います。

公家の音楽として発展し
公家の中では出世するためには
楽器の演奏
歌を詠むことが条件とされる程でしたので
平安時代に「雅楽」は全盛期となりました。

応仁の乱で京の都が荒れてしまったときは
雅楽も存亡の危機に立たされたときもありました。
ですが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった
時の権力者が雅楽を援助した。
今でいうスポンサーとなってきました。

中国では王朝が倒れるとまた新しい文化が起こり
今までの文化は廃れてしまう。

日本では朝廷が継続してきたので
朝廷・貴族の文化であった「雅楽」は長く歴史を紡いできました。

日本人の感性にあった
ゆったりとした音楽。
心にじーんと響く、聴いているとなんだく落ち着く音楽で
あります。

毎年、日本舞踊・西川流の家元
西川 千雅 さんに
朝活でお話いただいていますが
日本舞踊の動きもゆったりとした動きで
日本人の感性にとてもあっている踊りであると言われていました。

日本人はゆったりとした音楽、動きが馴染む民族であるかもしれません。

松久さんいわく
やはり生で雅楽を聴いていただきたい。
と言われていました。

本日も生で楽器を演奏していただきましたが
やはり世界最古のオーケストラと言われる雅楽を
きちんと聴いてみたいという思いに駆られました。

宮内庁でも雅楽を担当している部署があり
雅楽の伝統は守られているのですが
予算も限られており
それだけでは雅楽自体が盛り上がっていかない。

やはり雅楽が広がり、盛り上がっていくには
民間での活動がカギを握ります。

松久さんは3月14日に
中村文化小劇場で開催される
雅楽の演奏会に出演されます。

生で雅楽を聴く機会ですので
ぜひ興味のあるかたはご参加ください。

コロナのこともありますので
オンラインでも聴くこともできます。

松久さん。
本日は雅楽にまつわる貴重な楽しいお話を
ありがとうございます!

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