2024年7月15日(月祝)
第549回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。
【テーマ】頻発する地震、能登半島地震で何があったか?
~避難所での新たな問題についてお話します。~
【進行役】大西 喜隆
本日の朝活は自衛隊員として阪神大震災をはじめ災害救助に派遣され、
防災の講演活動をライフワークにされている大西喜隆さんに
お話いただきました。
災害が起きたとき、「自分の命、家族の命、仲間の命を守る」ために
何をしなければならないか?
東日本大震災。
範囲が広かっただけに
津波が遅れてきただけに
地域によって被害状況はさまざまであった。
この地域では明治時代にも大地震があった。
そこで得た教訓を引き継いだ地域
忘れ去られた地域で
被害状況は大きく異なった。
かつての地震で津波で大きな被害があった地域があった。
この高さまで津波が来た。
この高さより下の場所に家を立ててはいけない。
その教えをきっちり守った地域は
津波被害から免れることができた。
岩手県では
てんでんこの教えが徹底され
子供たちは家族を引き連れて、高いところに
避難し、多くの命が震災の被害から救われました。
地震で復旧するのは
まず電気が復旧し
次にガス
次に水道
最後に下水道になる。
災害時、下水道の復旧には135日かかった例がある。
したがって、トイレが大きな問題となる。
食料・水は我慢ができても
排泄を我慢することは難しい。
それは災害時も同じ。
非常用のトイレの数は限られるし
仕切りがない場所でしなければならないこともある。
普段の生活で水洗トイレに馴れた我々には
災害時は一つの非常用のトイレを共同で使用しなければならない場合がある。
非常用のトイレが限られるから。
災害時の飲料水問題。
普段ミネラルウォーターのおいしい水になれている私たちには
給水車で配水される水道水が不味くて飲めない。
でもミネラルウォーターは水道水と異なり
殺菌されていないものがある。
どちらが安全か?
考える必要がある。
ひとつひとつ。
災害時にどうするか?
どんな行動をとるか?
具体的に考える必要がある。
家族会議で
家族一人ひとりの役割を決めておくこと。
非常用の持ち出し袋
非常用の備蓄品の準備
避難所の確認。
避難経路のチェック。
自分は大丈夫と思っていませんか?
今の自分が生活している場所はどんな地域なのか?
新興の住宅地には長く住んでいる地元の人にとっては考えられないほど
災害に弱い場所に開発された地域があったりする。
調べればわかること。
災害は突然やってくる。
名古屋は日本最大のゼロメートル地帯が多い街。
かつて海だった場所が干拓され陸地となった街である。
災害に備えよう。
大西さん。
過去の経験に基づく
歴史も振り返りながらの防災のお話。
ありがとうございます。
とても聴き取りやすい
テンポの良いお話でした。
防災講演をライフワークとされている
その経験が垣間見えるお話でした。
大西さんは依頼いただければ無料で防災の講演をしてくださるので
ぜひ興味にある方は
大西 喜隆 さんに連絡してみてください。
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