20歳の時の体験~阪神淡路大震災編1~

今は2018年ですが、今からもう23年前の1995年。

僕は兵庫県の西宮市に住んでいました。

20歳でした。

1月17日の話です。

明け方5時46分。

僕は爆睡していました。

3時まで友達の家でお酒を楽しく飲んで
深い眠りについていました。

「さむいっ!」と強烈に感じて目が覚めました。

僕は阪神大震災の強烈な揺れに目覚めることなく、
住んでいた木造アパートが潰れたそのあと目覚めたのです。

夢の中で寝台列車に乗っていました。

僕は阪神大震災の5日前まで1か月間、中国に旅行に出ていました。

「この列車は良く揺れるなあ~」そう感じていました。

「バッキーン!」という衝撃音がしたので

「あっ脱線したんだ!」と思い

寒さとともに目が覚めました。

「中国の広大な大地の中で脱線事故に遭うなんてついてないな~」と落胆しつつ

倒壊したアパートから這い出しました・・・

僕のアパートの庭でした。

「?」

僕は3秒ほど固まってしまいました。

「そうだ。ここは日本だ。5日前に帰ってきたではないか!」

しかしなぜ、俺のアパートが潰れてるんだ!

てっきり僕は竜巻に巻き込まれたと思いました。

なぜなら僕の住んでいたアパートは完全に大破していましたが、

周りの家は普通に建っていたからです。

先にアパートから脱出していた先輩に聞きました。

「先輩!なんですかこれ!竜巻にでも巻き込まれましたか?」

「なに言ってんねん!地震や!めっちゃ揺れてたやん!」

なるほどそういうことか。

僕の住んでいたアパートは築40年のボロアパート。

家賃も18000円で格安でした。

でも周りの家は築20年くらいで比較的新しい家だったので地震でも倒れなかったのです。

アパートの前で呆然と座っていると・・・

「助けてくれー!」という声が潰れているアパートからしてくるではないですか!

続く・・・

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