僕は一人が好きだ。
高校生の時、卓球をしていた。
全国的な強豪校だったので
練習時間が長くて、
家に帰るのは23時前。
学校の成績はかなり悪かった。
僕のオヤジが
僕の成績の悪さにブチ切れてしまい
結局、卓球部をやめさせられてしまった。
そのあとは高校時代は虚無的になってしまい
勉強するわけでもなく
友達と遊ぶわけでもなく
たくさんある空いた時間で
一人を楽しむようになった。
よく、東大阪市の近鉄河内小阪駅の近くにある3本立ての映画館に一人で行った。
800円で6時間も楽しめた。
毎週、上映される映画が替わるので毎週土曜日に見に行った。
大きなおにぎりを3つ母親に作ってもらい
そのおにぎりを食べながら
6時間映画を見る。
これが楽しかったのだ。
映画を楽しむこの時間が最高に楽しかった。
あと布施駅の近くにあるヒバリヤ書店という大きな本屋にもよく行って立ち読みもした。
図書館へもよく行った。
司馬遼太郎の本をよく読んだ。
「峠」
「歳月」
「坂の上の雲」
「竜馬がゆく」
「夏草の賦」
「俄」
が特に面白くて何回も読んだ。
これらの小説に描かれた
河合継之助や江藤新平、秋山兄弟、坂本龍馬、長曾我部元親、明石家万吉が
僕の友達だった。
彼らと空想の中で良く語り合ったものだ。
高校の時は
特に学校に行くことが苦痛だった。
卓球部をやめてから特に苦痛だった。
学校に行くふりをして
行かないことも多かった。
もともと学校が大嫌いだったが
おかんとオヤジが行け!
というものだからイヤイヤ行っていた。
うちの嫁さんは
学校が大好きだったらしく
うちの子供たちは
次女はそうでもないが
長女と三女は学校が大好きだ。
三人とも学校に僕みたいに行きたくない。
と駄々をこねたりしない。
そういう僕にって大学時代は幸せだった。
家を出て一人暮らしを始めた。
一人暮らしは最高だった。
一人は楽しい。
ボクシング部に入ったが居心地は良かった。
みんなそれぞれ一人が大好きな奴が多かったので
特に僕の同期はみんなそれぞれ世界観をもっていて
一人が好きだったので
お互いつるむことなく、そんなに仲良くなることなく
でもお互いのことをよく理解しあっているそんな関係だった。
すごく居心地がよかった。
サラリーマンになってからも
社員一人の職場が大好きだった。
マクドナルドに勤めていた時は
社員一人とアルバイトだけの店が大好きだった。
上司からとやかく言われず、
同僚もいない
いるのはパートさんやアルバイト。
そういう人たちとワイワイ言いながら
一緒に店を運営するのが好きだった。
だから僕は上下関係がバシッとしているところは嫌いなのだ。
比較的フラットな関係が好きなのだ。
だから朝活のようなコミュニティを好むかのかもしれない。
でも人と話すことももちろん好きです。
でも一人の時間もとても好きなのです。
いろいろ想像をめぐらして空想をするのが好きです。
僕の子供たちも、それぞれ空想をすることをとても楽しんでいる。
一人は楽しい。
いろいろ想像して空想の中で遊べる。
この楽しさを子供たちには小さいころから説いてきた。
だから子供たちはよく一人で空想して楽しんでいる。
僕の嫁さんも一人を楽しむことが好きだ。
一人は最高なのだ。
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