映画がヒットしすぎて、お店がとんでもなく忙しくて、しんどくて、とても暑かった夏。

2001年、僕は香川県の丸亀市にいました。

僕は27歳でした。

まだ独身でした。

  

そのときはマクドナルドに勤めていて

宇多津ビブレ店という店を任されていました。

宇多津町は丸亀と坂出の間にある小さな町。

昔は塩田で栄えた小さな町です。

  

社員は僕一人だけで

アルバイトが20人ほど

月商は500万~600万くらいのそんなに忙しくないお店のはずでした。

   

ただ、この年の7月。

千と千尋の神隠しという映画が上映されたのです。

  

僕は宮崎駿監督の映画は観たことはあるけど

そんなに好きというほどではなかったので

興味はなかったのだけど

とてもヒットしたのです。

  

この 宇多津ビブレ にはワーナーマイカルシネマズというシネコンがあって

この映画のヒットでこの夏がとても忙しくなりました。

売上が40%も伸びて

アルバイトが足りませんでした。

  

僕も休みたくても休めない状況になってしまいました。

かなり忙しくて

アルバイトが少ない人数でたくさんのお客様に応対しなければならない状況でしたので

この夏はとても疲れました。

   

瀬戸内海に面するこの 宇多津ビブレ というショッピングモール

従業員は屋上の駐車場に車を停めます。

この夏は晴れた日が多くて

もうほんとに晴れて、海がきれいに見えるのです。

  

この晴れた空ときれいな青い海の光景が憎たらしくなるくらい、いそがしかった。

   

忙しいストレスもあり、いらいらしたので、夜はよく気晴らしに焼肉を食べに行ったことを思い出します。

  

ゴールドタワーという高いタワーが近くにあり

そこが四国の暴走族の集まる場所になっていて

その集まりがある日は客層がかなり悪くなります。

  

暴走族の中にはタチの悪いお客さんがいて、わざと店の中でジュースをこぼしたりします。

それが何回か続いて、そのお客さんに出ていってもらったこともありました。

「申し訳ないのですが、このようなことを故意的にするなら、出ていってください。」とはっきり言いました。

その暴走族のお客さんは、外に立てている、店ののぼり旗をバキバキに折ったことがありました。

それに僕は切れてしまい、喧嘩になって、警察を呼んだこともあります。

   

その頃、僕は若く、やる気もあったので、気合と根性で店を切り盛りしていました。

今から考えるとよくやったなあと思うけれど

その時は必死でお店を運営していました。

   

アルバイトもよくついてきてくれて

結局、この夏は四国で売り上げ伸び率がナンバー1になり、景品をもらいました。

それがマクドナルドオリジナルTシャツで

あまり嬉しくなかったことを覚えています。

  

このときのアルバイトとはよく一緒にご飯を食べに行ったりしました。

  

僕も若かったので、年齢もそんなに離れていなかったので

話も合って、しんどかったけど、楽しかった。

  

今となってはいい思い出でしたが、当時はなんでこんなにお客さんが来るのか

お客様の波に毎日飲まれそうな気持ちになりました。

でも若いときのお店を任されている責任感は

けっこうなもので僕も張り切っていたので

乗り越えることができたと思います。

  

あの頃の気合と根性で乗り越えた経験は今となっては良い思い出です。

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