僕は大学を卒業してから21年間。サラリーマンをしてきたので
たくさんの上司にお世話になりました。
本当にお世話になった方もいるし、
一緒に仕事をするのがとてもつらい方もいました。
でも仕事は「ついていきたい!」と思える上司と働くことが一番です。
逆に「この人と働くのはツラいなあ~」と思う上司だと本当に厳しいです。
そこそこの会社の規模があれば、転勤・異動があり、
上司は変わりますが、中小企業だと上司が変わることはありません。
一緒に働きたい!と思える上司がいれば最高の職場になるし
逆だとかなりつらく、ひどい場合は退職を決意することになります。
僕はまず大学に卒業して証券会社に就職しました。
2年で辞めてしまいましたが、
この証券会社の営業の仕事がかなりイヤで
そのときの上司は嫌いではなかったのですが
仕事そのものがキツかったので
月に2回くらい、風邪をひいたと朝会社に電話をして
会社に行かないという
今から考えると本当に困ったやつでした。
大阪の堺市というところで仕事をしていたのですが
大阪のお客さんはハッキリしている人が多いので
当時は株がかなり値下がりして損しているお客さんもけっこういて
あたりが厳しかったです。
新規開拓の営業に行っても断られることも多く、心が折れそうになったり
売った株がかなり値下がりしてお客さんに嫌味を言われたりして
ココロが沈んで、仕事に行きたくなくなりました。
はじめは「しっかり治せよ!」と電話で行ってくれた課長も
だんだんと対応がキツくなってきました。
ある日、また会社に行きたくない日があって
「熱があります」と嘘をついて会社に電話しました。
そうしたら課長は「わかった。ゆっくりやすみや」とその日はとても優しくいってくれました。
当時は会社の寮に住んでいたので、ずる休みした日に出かけたりすると
ばれてしまうので
こういう日はひたすら寝てました。
テレビも見ずにひたすら寝ていました。
僕の特技はいつでもどこでも寝ることができることなので
ひたすら寝ていました。
そうしたら、この日の昼頃に課長が寮に来たのです。
「お見舞いやでー」と言いながら
そして、まんじゅうを持ってきてくれました。
「宮﨑、仕事がツラいのはわかるけど、ズルはいかんで~」
「今日はゆっくり休んで、明日からがんばりやー」と言って、5分くらいで帰っていきました。
それから、ずる休みはやめました。
課長がはっきり気づいていることがわかったし
僕が仕事ツラいと思っていることを理解してくれていると思ったら
気持ちも楽になりました。
落ち込んでいる僕を良く励ましてくれたし、たくさんのアドバイスも
くれました。
課長は僕の性格をよくわかってくれていたので、僕に応じた指導法で
けっこう営業のやり方も自由にさせてくれました。
営業の成績もけっこう良くなりました。
でも証券営業は一生の仕事ではないと思い、結局退職しましたが
課長にはとてもお世話になりました。
よく居酒屋やスナックに飲みに行きました。
いろんな話をしました。
よく話をしたのでお互い理解をしていたので
仕事もつらかったけどやりやすかったです。
そのあと証券会社からマクドナルドに転職しましたが
マクドナルドは10年近くいたので
たくさんの上司にお世話になりました。
毎日怒られて、つめられて、かなりつらい時期もありました。
毎日怒られるのですが、すべての上司とのコミュニケーションが怒られるという
マイナスのコミュニケーションなので、もう本当にイヤで会社に行くのがツラい時期もありました。
その上司とは徳島で2年近く一緒に仕事をして、評価も下げられました。
その4年後、今度は高松でその上司とまた一緒に働くことになり
僕は会社を辞めてしまいました。
もう会社がツラくなってしまったのです。
行きたくなくなってしまったのです。
僕も上司のことを理解してやっていこうと思いましたが
できない自分がいて、どうにも当時はできませんでした。
サラリーマンにとって
上司は大切です。
評価するのは上司ですから・
評価は給料や出世にも絡んでくるし
素敵な人だと思える方が上司であると嬉しいが
理解しがたい、自分のことしか考えていない人が上司だととてもツラい。
それが中小企業の場合は転勤・異動があんまりないので
合わない上司でも長く付き合わなければならない。
なかなかツラいです。
もうこれは開き直って、
評価を得ることができるように
合わない上司でも合わせる努力は必要なんですね。
でもそれができない場合は辞めて仕方がないと僕は思います。
上司の存在はサラリーマンには大きいです。
僕の場合はやる気になる上司は
自分を理解してくれていると思ってくれる上司でした。
相互理解ができないとツラいですね。
岡山のマクドナルドで仕事をした上司は
自分が納得したことをやるときはとてもチカラを発揮するが
自分が納得していない仕事だとパフォーマンスがかなり落ちる。
でも納得するのに時間がかかる面はあるが、納得すればすごい能力を発揮すると評価してくれました。
当時はそうなんかな?と思っていましたが
そのときから20年近くたって思うことは当たっていると思います。
今となっては
サラリーマンとしてはお互い歩み寄って
イヤな上司でも腹を割って、意見交換をして
努力するしかないのかなと思います。
それができない人は腹をくくって自分で商売するしかないです。
ただ上司になる人は
部下がどんな人間かを理解して接することはとても大切だと思います。
僕も部下に対しては
部下がどんな人間であるかはよく理解して接してきたつもりです。
すべてが自分の思うような上司ではないのだから、
そこは大人になって、自分も上司を理解して、やっていかないといけないと感じます。
やはり理解してから理解されますから、その努力は必要です。
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