2019年7月1日(月)
朝活ネットワーク名古屋
テーマ:うまくいってるビジネスは、最高のアートだよ
〜アンディ・ウォーホルに学ぶ、革新的なビジネスの条件〜
進行役: 中島 正博さん
大手百貨店にお勤めで
まーけてぃんぐ勉強会@名古屋
を主催している中島正博さんに発表していただきました。
1960年代 のアメリカでポップアートの先駆者として人気を博した芸術家
アンディ・ウォーホル。
彼はたくさんの作品を作りました。
それでも彼の作品はかつても今も高値で取引されている。
それはなぜなのか?
マーケティングに詳しく、仕事でも百貨店にお勤めの中島さんに紐解いていただきました。
「うまくいっているビジネスは最高のアートだよ」
と語っていたアンディ・ウォーホル。
はじめから売れていた訳ではありません。
彼は「時代をとらえた」のです。
ウォーホルが出現するまでは芸術作品は1点ものが主流。
芸術とは難解で高尚なものでした。
作品を大量生産するなんてありえない。
でも彼は世の中を洞察し、成功する場所を探し続けていたのです。
当時のアートの世界でクーデターを起こしました。
みんなが知っている普通のモノを描き、芸術にしました。
それがポップアート!
芸能人、コーラなどの工業製品、災害現場の報道写真。
これらを描き、作品としました。
今まで、難解で高尚とされていた芸術。
芸術は理解しにくい、難しいものでした。
それを誰もが知っている、
ポピュラーなもの。
大衆の心にあるものを描いたのです。
作品は爆発的に売れ、大人気となります。
まさにウォーホルは時代をとらえたのです。
まったく違うものを作り出した。
そしてそれは支持され、売れた。
圧倒的な人気で市場を占有した。
自分自身が有名であり、たくさんのお金を稼ぎ、売れること。
人気があるということが大好きだったウォーホル。
次々に話題になるもの。
新しいものを描き続けます。
当たり前の否定し、大衆の共感を得て、人気を博します。
彼は今までにない市場を生み出し、自らルールを作り
圧倒的に売れました。
大量に作品を作ったのに
彼の作品は今でも高値で取引されている。
そう。
人まねではないんだ。
今まであったものでもないんだ。
内面ではなく、
外にあるものを描くことによって人気と評価を得た。
今までにないルールで、今までにない作品を作り
それが世の中に圧倒的に支持された。
今までの芸術にないもの。
新しいもの。
それを生み出し、人気を得る。
それは大衆が求めていたものだったのですね。
他の人に対する異常な好奇心。
そして世の中の人の心を見事につかみました。
ウォーホルはインタビューを受けても
その時々で違うことを語り
支離滅裂なことを言っていたので
インタビューした人はどう書けばよいか困ったといいます。
それはウォーホルはわざとそうしていた。
わからなくしていた。
作品に意味なんてない。
とも語っていた。
でも彼の作品は売れに売れたのだ。
そして今も評価されてい
高尚で理解しがたいものであった芸術を
誰もがわかるもの、わかりやすいもので描いたウォーホル。
それは時代が求めていたもの。
誰もが知っているものを描くという新しいジャンル。
シルクスクリーンという新しい技法。
世の中に喧嘩を売るようなセンセーショナルな作品。
世の中の流れを、求めているものをつぶさに観察し
絶対に一発当ててやろう!という執念をもって
勝てる場所を探し続けたウォーホル。
これは起業する人。
新しいビジネスを興そうとする人をとても勇気づけ、参考になる話だ。
世の中を観察すれば、答えは出る。
考え、感じ、ひらめき。
執念。売れたいという思い。
ウォーホルの強い意志と執念が新しいビジネスの分野を切り開いたのではないか?と思う。
天才であり、変人。
でも圧倒的に成功した。
炎上をいとわなかったウォーホルの姿をかっこいいと思いました。
今も昔も変わらない。
ないものを作る。
それが時代に求められているものであれば大きく成功する。
それは世の中に対する深い洞察。
勝てる分野を探し続ける執念。
それがもたらした結果ではないか。
そう考えると
時代を読み
勝てる場所を探し
挑戦し続ける。
その姿勢と意志力が素晴らしいと感じました。
中島さん。
とても役立つ、気づきの発表をありがとうございます!
中島さんの主催する会
まーけてぃんぐ勉強会@名古屋
中島さんがイベントプロデュースしている
2019年8月15日の音楽イベント
Our815 Movement
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