今、僕の長女は高校1年生。
高校卒業したら、一人暮らしをしてほしいと思っている。
一人暮らしをすれば成長する。
自分と向き合う時間も増えるし、己のことがよくわかる。
親のありがたみもわかる。
引きこもることもできないだろう。
僕は高校卒業して、家を出たかった。
大学受験に失敗し、浪人をしました。
浪人して、家を出て、東京に行こうと思い、
朝日新聞の新聞奨学生制度を利用して、東京行きを決めてきた。
でも結局、父親の大反対にあい、すったもんだのあげく、
実家の奈良で一年間。
高校を卒業してから、浪人生活を送りました。
大学に合格して一人暮らしを始めました。
僕にとって、昔から実家は居心地が悪い場所でした。
父親も母親も僕が家を出ることを望んでいないことはわかっていたけれど
僕はとにかく家を出たかった。
一人暮らしをしたかった。
三人の娘のうち、
僕に一番、考え方が似ている三女は
今、中学1年生。
もう言っている。
高校卒業したら家を出て一人暮らしをしたいと。
その気持ちはよくわかる。
家は息苦しい。
一人暮らしをしたい。
僕も中学1年生くらいからそう思っていた。
本当の自由は一人暮らしにある。
自分で生活をする。
ご飯をどこで食べるのか?
朝ごはんは食べるのか?
洗濯はいつするのか?
今月いくら使うか?
部屋の掃除はきちんとできているか?
自分の行動が
自分の今の住む環境に直結する。
僕は19歳で家を出て、28歳で結婚するまで
約10年間。
一人暮らしをしていた。
一人暮らしをしているときは痩せていた。
体重は今より10キロほど痩せていた。
それは家でご飯を食べなかったから。
ほとんど外食で済ましていたから。
でも毎日野菜は食べていました。
中華料理屋にいつもいっていました。
そこで野菜炒めをいつも食べていました。
朝ごはんはうどん屋に行って、かけうどんに
野菜の天ぷらをのせていました。
お酒も飲んだ次の日は飲まないようにしていたので
すこぶる健康でした。
今より自分の健康に気を使っていました。
今は嫁さんがいるので安心しているかもしれない。
一人暮らしのときは風邪をひくことがないようにとても気を使っていました。
危機管理をしていたのです。
でも20代のころ、特に就職してからは、
地方に仕事で転勤になり、岡山・香川・徳島と一人暮らしをしてきたけど
仕事がツラいときも愚痴る相手もなく、地縁のない土地で、
淡々と暮らしていましたが、
28歳になり、このまま、こういう形で生活していくと
ツラいなと思い、
結婚しようと思いました。
自分一人で生活することは自由で良い面はありましたが
さみしかったのです。
誰かと一緒に生活したいなと思いました。
あと子供がほしいなと思いました。
僕は20代で子供をつくろうとなんとなく決めていて、
そうすると28歳までに結婚しないと子供を作れない。
2年付き合っていた彼女がいて、彼女は大阪に住んでいて、
僕は香川県の丸亀市に住んでいた。
でも彼女から別れ話を切り出され、別れました。
27歳のときです。
僕はその彼女と結婚したいと思っていましたが
それは叶わなくなってしまいました。
そこで、結婚したいけど、彼女がいないどうすればいいのか?
という話を職場でしていると
パートのおばちゃんが「お見合いしたらいいやん」とすすめてくれまして
職場の近くになる、結婚相談所に入会し
お見合いをして、その1年後の28歳の時に結婚をしました。
僕の嫁さんも当時付き合っていた彼氏と別れたばかりで
20代のうちに子供を作りたいと思っていたから
嫁さんは僕より一つ年下で
そろそろ結婚したいと思っていたところだったので
僕たちはタイミングがあいました。
お見合いをしたとき
僕はこの人なら結婚してもいいな。
と思いました。
かわいかったし、明るかったから。
あととてもきれい好きだったので
僕は整理整頓がとても苦手だったので
きれい好きの彼女と結婚すれば
きれいな環境で生活ができると思いました。
自分なりに努力をしましたが
一人暮らし10年の中で
僕の部屋はいつも汚かったので
きちんときれいに部屋を保てる、掃除がきちんとできる人は
僕の結婚相手としては必要条件でした。
僕が掃除ができないのに
嫁さんが掃除ができなければ
家はとても汚くなってしまう。
おかげで今はきれいな環境で過ごせています。
でも僕が20代のうちに結婚したいなあ~
早く家族が作りたいなあ~と思ったのは
10年の一人暮らしと
孤独な地方での暮らしが長かったことが原因です。
だから子供も早く一人暮らしをしたら良いと思う。
一人暮らしをして、
自分のことをよく理解してほしいと思う。
僕は一人暮らしをして、掃除はできなかったけれど
健康管理はしっかりしていました。
これは僕の母親がきちんとした生活習慣を身につけさせてくれたからです。
三食きちんと食べ、栄養のあるものを食べさせてくれたから。
一人暮らしをしても
栄養のバランスを考えて
キチンとしたものを食べねばという危機管理能力は常にありました。
なので三人の娘たちも早めに家を出て
一人暮らしをしてほしい。
高校卒業したら早く家を出てほしい。
一人暮らしができる強さを持ち合わせてほしい。
自立心をもってほしい。
孤独と向き合ってほしい、そこに負けないでほしい、
負けない強さをもってほしい。
そう考えると
長女の高校卒業まであと3年。
長女と暮らせる時間はあと3年。
次女と暮らせる時間はあと5年。
三女と暮らせる時間はあと6年。
意外と短い。
この時間の中で、彼女とたちに伝えたいことは伝えておかなければなあ~
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