日本文化の原点・美の基軸「古今伝授」とは ~ 茶道・香道・能などの日本の代表的な文化の美意識の源流に 和歌がある!!~林七曲

2026年9月7日(月)7時~
第655回朝活ネットワーク名古屋を開催しました。

【テーマ】日本文化の原点・美の基軸「古今伝授」とは
~茶道・香道・能などの日本の代表的な文化の美意識の源流に 和歌がある!!~
【進行役】林七曲 林憲和

生涯を通じて、禅・直新陰流剣・茶道・香道・狂俳を学び実修されてきた
林さんに
日本文化の原点・美の基軸=「古今伝授」 について発表していただきました。

この古今伝授こそが、現代まで続く日本の芸道・武道の免許皆伝制度のもととなっており、その精神、美意識が日本文化の原流として脈々と受け継がれ、現代にいたっています。


「古今伝授」とは、古今和歌集の解釈を中心に、歌学や関連分野のいろいろな学説を師から弟子へ「秘説相承」のかたちで伝授すること。

鎌倉時代から室町時代にかけて約340年にわたり郡上を治めた領主一族、
東氏の9代目東常縁(とうのつねより)が、
『古今和歌集』の解釈などを師から弟子へ秘説相承の形で伝える
“古今伝授”の祖とされています。


東常縁から宗祇、三條西実隆、牡丹家肖伯、林宗二、細川幽斉に伝わり
八条宮智仁親王に伝わり、
古今伝授が 天皇家へ伝わることとなりました。

関ヶ原の戦いの前夜、歌人で武将でもあった細川幽斎が、
田辺城で籠城戦を強いられた際、古今伝授の断絶を危惧した
当時の 後陽成天皇が勅命で 古今伝授の継承者である
細川幽斎を守るため和睦を指示しました。

その結果、幽斎から後陽成天皇の弟である
八条宮智仁親王へと古今伝授が正式に行われ、
皇室へその奥義が引き継がれました。

古今伝授は日本の古典文化そのものを次代へ存続させる命綱としての
重大な意義がありました。

古今伝授(こきんでんじゅ)はまさに
日本最古の勅撰和歌集である『古今和歌集』の解釈や、
そこに込められた奥深い歌学の秘伝を、
師から弟子へ一人だけに継承する重要な文化装置でした。


郡上市大和町に
「古今伝授 の里フィールドミュージアム」があります。

ぜひ古今伝授に興味が湧いた方は
一度、訪れてみてください。

林さん。
日本文化の原点・美の基軸=「古今伝授」 についての貴重な発表を
ありがとうございます。

文化の断絶が国家の危機と捉えられ、
天皇が停戦を命じるほどの重みがあった古今伝授について
知ることができるありがたい朝活でした。







コメント